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ヒヤヒヤ感あり💦ちょっと怖めな小説

・告白 湊かなえ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」

生徒によって娘を亡くした担任教師、衝撃的な行動へ。 結局、みんな悪いんじゃないかと思いました。娘を殺した側も復讐した担任も。

人間関係、ドロドロしているなぁ。こういった部分に不気味さがありました。

・イノセントデイズ 早見和真

放火殺人事件を起こし、死刑判決を受けた女の物語。

彼女1人だけが、本当に悪いのか、考えさせられた作品でした。

「誰からも受け入れられない」、「自分で死ぬなんて恥だ。」、「再審しないとだめだ!」個々の傲慢さが垣間見える場面が多かったです。

真相が見えず憶測が飛び交っていたり、犯行動機が残虐なものであるところに不気味さがありました。

・マスカレードホテル 東野圭吾

「殺人事件が次にこのホテルで起こるだろう」 4人目の被害者が出ることを防ぐため、警察はホテルに潜入捜査を始めた。この先どうなってしまうのか!?

前に映画化されていましたよね。尚美と新田の雰囲気、一筋縄ではいかないところが面白かったです。いつでもヒヤヒヤ感の中で職務をこなす、それぞれに緊張感があり恐怖心を植え付けられます。

・おまえなんかに会いたくない 乾ルカ

感染症禍の年、高校卒業から10年を迎え、同窓会をすることに。しかしそこには混沌とした、クラスカーストが色濃く残っていた。

クラスカーストについての描写がメインに描かれています。結構不気味です。

昔のことでも、拒否反応のように、避ける習性はいつまでも変わらないものなんですね…

人選びって大事ですね…

・推し、燃ゆ 宇佐見りん

「推しが燃えた。ファンを、殴ったようだ。」学校もバイトも上手くいかない高校生の推し活物語。
炎上する推しを推すことに対する、やりずらさと好き感情がぶつかり合った複雑な感情。自制の難しさを感じました。自分だったらどうなるんだろ...。

ひとことメモ
春の穏やかな季節と少し違う気もしますが、ちょっと怖いと感じた小説を選んでみました。どの作品も先行き不透明で少しの恐怖感があるものばかりです。ぜひチェックしてみてください!

このアカウントでは本について紹介しております。「読書したいけど何四でいいかわからなーい!」と思ったら、参考にしてみてくださいね!!

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