誰がためのしつけ
飼い主さんの特権
どうも、齋藤こと運動不足の申し子です。
#職場まで徒歩1歩
ちょっと前の話ですが、”厚生労働省が健康づくりのガイド案を10年ぶりに改定した”というニュースがトレンド入りしていました。
なんでも、
歩行「1日60分以上」
筋トレ「週2〜3回」
で健康になることを国が推奨したんだとか。
歩行といえば、トリミングテーブルからドッグバスまで…
筋トレといえば、柴のまめ介くんを持ち上げるくらいなので、このままでは不健康まっしぐらです。
そう思うと、愛犬家の皆さんの取り組みは素晴らしい。
早朝だろうが、日が暮れようが、毎日欠かさずウォーキングされていますもの。
#愛犬からのプレッシャーが8割
こうしたルーティンというのは、モチベーションが欠かせないので、愛犬たちというのは良いきっかけになるのだと思います。
特に欧米では愛犬との運動が盛んで、アジリティのみならず、
ドッグマラソン
カニクロス
ギグレース
などなど、様々なスポーツが楽しまれています。
まだまだ日本ではマイナーな分野ですが、僕が修行した警察犬訓練所では、”愛犬と一緒に河川敷のゴミ拾いをする”というユニークなイベントが定期的に開催されていて、いつものお散歩コースをみんなでキレイにしようという取り組みを今も続けています。
幼少期、お散歩の度に手を焼いていた愛犬たちも、諦めずトレーニングを重ねていけば、いずれ体力づくりの伴侶として恩返しをしてくれる…
お散歩は飼い主さんの義務なのではなく、特権と捉えてみると、寒さが堪える早朝や仕事帰りの手間だって、乗り切れるかもしれませんね。
誰がためのしつけ
前述でも触れたドッグウォークイベントには、こんな前置きがあります。
方方で僕がよく口に出しているセリフがあって、
「世界には犬が好きな人が半分くらいいて、もう半分くらいは犬が苦手な(嫌いな)人なんだと思っておくくらいが丁度よい。」
こんなことを口走ったりしています。
#それってあなたの感想ですよね
とはいえ、犬が嫌いな人の矛先はいつも飼い主ではなく、そのまま犬に向かってしまうことは事実。
「あの犬、いつもうるさいわね」
「あそこの犬、凶暴らしいよ」
法律にいたっては、有無を言わさず犬の責任とされてしまいます。
だからこそ愛犬家には、”犬のせい”になってしまわぬよう、人間社会のルールとマナーをきちんと教えてあげる必要があるんです。
しつけとは、ついつい我が家で起きる問題行動の抑制・改善に重きを起きがちですが、根本は”他人(社会)に迷惑をかけないこと”が前提。
日本ではペットの同伴が禁止されている施設が多く、もしもトラブルが起きたとしても、それは店側の責任として問われかねないため、そのような風潮が強いのかもしれません。
しかし、ご存知の通りペット主要先進国では、あくまで”自己責任”としています。
なので、デパートやホテルにも当たり前のように同伴犬がいたりする。
前述の話を引き合いに出すならば、日本の公園事情も然り。
マナーの悪い飼い主による排泄物の放置やノーリード問題で、公共の場を追われるケースはあとを絶ちません。
結果、ドッグランへと流れ行くわけですが、そもそものマナーができていなければ、どこに行ってもトラブルの種になってしまいます。
そうしたモラルの欠如は、愛犬家のみならず犬を飼っていない人からも見られていることを忘れてはいけません。
動物愛護とは、不幸な動物を救うことだけでなく、そもそも生み出さない社会の仕組みでもある一方で、ペット業界の外側にいる人たちにも目を向けて取り組むことだと思います。
ご清聴、ありがとうございました。
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ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!
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