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業界関係者による視察を受けて

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

現在150名以上のサロンメンバーさんが参加しています

早速ですが本題です。
今回は、昨年から密かに活動していた企画のはなし。

2023年に突如発表したビジネス書『100年トリマー』。
おなじみ”note”を使ったデジタル書籍として販売しました。

お手入れ教室への感心が高まる中、愛犬家のみならず同業者からも質問をいただく機会が多いのですが、ほとんどは「やってはみたものの、なかなか上手いこといかない」という声ばかり。

かくいう僕自身も、前職場含め10年ほどの試行錯誤を繰り返してきたわけなので、その気持ちと課題は痛いくらいに分かります。

そこで、少しでも得てきた経験を共有できればと、拙い文章にまとめたのがきっかけでした。

一方で、InstagramのDMにちょくちょく届くのが「One for Dog を見学させてほしい」という声。
今では飼い主さん向けのお教室に振り切っていることから、その裏側を覗かせてほしいという需要でした。
#この話だれか興味あります?

それならばとこの度、Instagramのフォロワーさん限定でチャレンジ企画を立ち上げることにしたんです。

平日限定!バックヤード見学会


バックヤード見学会では、前職場で飼い主さんの学び舎を立ち上げて以降、失敗に失敗を重ねた結果を共有したりしています。

「これをやったら成功する!」
「売上UPにはこれだ!」

そんな情報商材まがいの話はしていなく、簡単に言えば、

「ここに地雷がありますよ」

みたいなはなし。
具体的な例を挙げると、

“手直しをしない”

という点だったり。
これは前職場で嫌というほど思い知らされてきた地雷なのですが、例えばカットのレッスン中…

生徒さん(飼い主さん)が最終的に仕上げた状態がそこにあったとします。
どれだけ左右が不対象でも、面が揃っていなくとも、今目の前にある状態が”今”の生徒さんの力量であるわけで、そこに手直しを加えてしまうと”トリミング”をしに来たことになってしまいます。

お教室はあくまで”学び場”ゆえ、”仕上げに来る”を目的にしてしまっては、その方の進捗度や目標がぼやけてしまうんです。

\目指すはお家でのお手入れができるようになること!/

それゆえ、もしも満足のいく仕上がりにならなかったとしても、その手直しは”プロのトリマーさん”に直してもらうべきであって、講師がやるべきことではありません。

そこをうやむやにしてしまうと、

「最後は先生が直してくれるから♪」

お教室あるある

といった甘えが生じ、最終的にはお家での練習を怠るようになり、いつの日か”講師が助手になる”という不具合が勃発します。

この一線を講師は超えてはならなく、また生徒さんにもきちんと理解をしてもらうことが必要です。

ただし、言うが易しとはこのことで、トリマーとしての職人気質が強ければ強いほど、手直しをしたくなるのがプロでもあって…

とまぁ、この話をすると決まって皆さん、赤べこくらい頷かれます。

自転車の練習を手助けするように、付かず離れず絶妙な距離感で指導にあたることこそが、お手入れ教室の役割と思い、僕も日々勉強させられています。

こうした結果は、これまでどっぷり飼い主さん向けに指導をしてきた者でないと見い出せないことなので、この辺が僕の使いどころなのかなぁと思っています。

ちなみにこの企画、ある程度One for Dog のことを知っておいてくれないと話が前に進まないと思ったので、Instagramにフォロワーさん限定にしてみました。

するとこれまた面白い結果が得られたんです。
#ダレトクな話で引っ張るな齋藤!

業界関係者による視察を受けて


実際のところはどうなのよ?という疑問を抱かれると思うので、ここ数回で得た結果を共有したいと思います。

こんな話に興味があるかなんて…読んでもらわないとわかんないじゃないのよ!
#情緒不安定か

これまでご参加いただいた方々を振り返ると、

  • 都内某専門学校の元先生

  • オーナーハンドラーさん

  • 社団法人の理事さん

  • 海外移住を予定しているトリマーさん

一緒に海賊王でも目指せそうな面々が足を運んでくださいました。
顔ぶれを見ていて思うのは、ペット業界において相当ニッチなビジネスをしてるんだなぁと感じさせられたことです。
#バリバリの現役トリマーさんがいない

その分、立場や活動の場は異なれど、それぞれの目指しているところは同じで、多少のアプローチの仕方は違えど、価値観は一緒なんだなぁと感じました。

特に皆さん口を揃えて仰っていたのが、

「お手入れ教室の意義をもっと理解してほしい」

というもの。
実際に運営してみると、愛犬のみならずトリマーである自分自身も救われることを肌で感じるそうです。

  • 毛玉料金をもらわずに済むようになった

  • 無理なオーダーがなくなった

  • お客様との意思疎通が深まった

などなど。
作業をバックヤードに置きがちなトリミングサロンにとって、トリミングの一部始終を公開してしまうのは簡単ではないのですが、その一線さえ乗り越えてしまえば”誤解”がなくなり”理解”が増す。

そのことを広く伝えたいとお話されていました。
僕も含め、まだまだ業界においてはマイノリティな分野のため、内情をよく知らない同業者さんから批判を受けることが多いです。

トリマーと飼い主さんはそもそも違うということを念頭に置き、自身が学び通ってきたやり方をトレースするのではなく、全く別物として丁寧かつ体系的に仕組み化することで、愛犬だけでなくトリマーにとっても助けになるのがお手入れ教室です。

すべてのトリマーが取り入れるべきとは思いませんが、仕事の仕方って年齢によって変わってくるものだと思うで、頭ごなしに否定せず選択肢の一つとして認めてあげてもいいんじゃないかなって思います。

とまぁ、そんな話をしていると、ついつい時間がオーバーしてしまう『バックヤード見学会』。
無理せず地道にコツコツと、業界内にも広めていけるようもう少し続けていきます。

One for Dogの裏側、のぞいてみませんか?


独立開業を目指しているトリマーさん、お手入れ教室をはじめようかと悩んでいるサロンオーナーさんに朗報です。この度、One for Dogを丸裸にする企画をご用意しました。開業5年目を迎え、いい感じに熟してきた店内を完全貸切にてご案内。
間取り、設備環境、犬具...これからドッグサロンを開業される方には願ってもないチャンスです。さらには、お手入れ教室の裏側までも包み隠さずご紹介。
ビジネス書『100年トリマー』のビジネスモデルを、実際の現場で体験しませんか?Instagramのフォロワーさま限定のこの企画。One for Dogの活動に興味があるという方は、DMにてお気軽にお問い合わせください。ご参加お待ちしております!

●━ 詳細 ━●
日時:平日のみ(時間帯は個別でご相談ください)
時間:最大2時間
対象:1組/回(Instagramのフォロワー限定)
場所:埼玉県南埼玉郡宮代町道佛2-18-20
   ドッグサロンOne for Dog
費用:5,500円(税込)
備考:駐車場あり
申込:InstagramのDMまたはお店LINEまで

『犬の正しい飼い方講座』を開催します


犬を飼ってから困りがちな”しつけ”をテーマにした講座です。問題行動というとついつい犬側に原因を感じてしまいがちですが、飼い主さんこそ学んでおかなければいけないことって意外に多いんです。犬を飼っている方はもちろん、これから飼う予定の方にもぜひ参加していただきたい講座です。

■日時 :2024年2月18日(日)18:00〜20:00
■持ち物:筆記用具(施設の都合上、愛犬の同伴はご遠慮ください)
■場所 :無印良品 東武動物公園駅前(Open MUJI 学び舎)
■受講料:1,000円(税込)
■講師 :One for Dogオーナー・齋藤 大(トリマー/ドッグトレーナー)
■締切 :2024年2月13日(水)※予約制
■定員 :12名
■申込 :下記のリンクよりお申し込みください

オンラインサロン「愛犬文化村」


愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2024年1月7日(日)note更新のお知らせ
・2024年1月8日(月)はじめてトリミングな年でした
・2024年1月9日(火)トリマーは 選ぶ時代から育てる時代へ
・2024年1月10日(水)出張講師、はじめました
・2024年1月11日(木)仕上がってまいりました
・2024年1月12日(金)愛犬文化村放送
・2024年1月13日(土)犬種区分シリーズ:狆

オンラインサロンでは過去記事もご覧いただけます

日本の愛犬家に、正しい知識と必要な技術を


One for Dogではこれから犬を飼う人の相談会をはじめ、子犬のサロンデビューを応援するはじめてトリミング、飼い主さんと一緒に学べるしつけ教室やお手入れ教室など愛犬の成長に寄り添ったドッグライフプランを提供しています。他にも教育機関や公共施設での講演会やドッグイベントなど、より良い愛犬文化の創出に取り組んでいます。

『飼い主さんのためのお教室』を提供しているお店です

“今一時と今後一生”。 これは幼少期にどれだけ多く取り組んだかで愛犬との暮らしが豊かになるかを意味しています。 One for Dog のサービスは飼い主さんが抱える「こんなはずじゃなかった」にとことんコミット。愛犬の成長と共に飼い主さんに寄り添ったドッグライフプランを設計しながら提供しています。

電子書籍でドッグサロン経営に関するビジネス書を発売しました


One for Dogのサービス設計、コミュニティ運営やブランディングなど、従来のドッグサロンとは異なるビジネスモデルの裏側を包み隠さずお話しています。購入特典として業界関係者だけのオンラインコミュニティ「愛犬文化Labo」への招待リンク付きです。

これから犬を飼う人の相談会@One for Dog Radio


One for Dogにご縁のある皆さまへ音声メディアを通して犬に関わる様々な情報を放送しています。配信では「これから犬を飼う人の相談会」も収録しています。愛犬とのお散歩タイムにでもお耳を拝借できたら幸いです。

ワクチン未接種の子犬だけを対象としたサロンデビュー参観を行っています


実際にトリマーが行なうグルーミングを間近で見学しながら、お手入れのことやサロンの選び方などトリミングに関する基礎知識を学ぶことができます。毎回一組限定の完全貸切制なので、はじめて愛犬を迎え入れるという新米飼い主さんにオススメです。トリミングサロンがはじめてという愛犬をご家族みんなで知識を得ながら見守ってあげませんか?

講演会のご依頼はこちら


学校や企業様からのお声がけにより、犬と人に関わる様々な講演をさせて頂いております。犬を飼う前に知っておきたいことや楽しくためになるワークショップ、小学校でのPTAスクールや中学校での職業講話、従業員さまの福利厚生などお役に立てる機会がございましたらお気軽にお問い合わせください。

愛犬が嫌がらないブラッシングの方法を無料で公開中!


「ウチの子はブラッシング嫌いで…」「お顔を上手く洗わせてくれなくて…」
愛犬がお手入れを嫌がる理由のほとんどは自己流になってしまったやり方にあります。大切な愛犬のためにも今のうちから学んでおくことでいざというときの助けにもなります。この機会に正しいお手入れの方法を学んでみませんか?

ネットショップ「One for Dog BASE店」もオススメです


お手入れ教室に通いたいけど時間がないという方や、そもそも通える距離にないという飼い主さんに向けた「愛犬のお手入れをオンラインで学べる講習会」や、仔犬のうちからきちんと犬のことを理解してあげたいという飼い主さんに向けた「愛犬のしつけがオンラインで学べる講習会」、「プードルのことだけ学ぶ講習会」といったアーカイブ動画を販売しています。加えて、愛犬のお手入れを本格的にはじめようという飼い主さんに必要な道具一式をプロが見繕い、使い方動画をセットにした「はじめてのお手入れパック」やオススメコンテンツをセットにした「新米飼い主さん応援パック」の販売もはじめました。最近では、プロトリマーが実際のモデル犬でお手入れのやり方を実演する「お手本動画」など多数商品を取り揃えています。ご興味のある方は一度覗いてみてください。

ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!


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