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【報告】ハリウッド映画のモデルになった人の講演会に行ったら「好きなことをして成功する」事の闇を覗いてしまった件(その3)

こんにちは。
8millionsの阿部です。

先日こんな記事を書きました。

(その1)


(その2)


「好きな事でうまくいく」

そう言っていながらうまくいっていない人。
そしてその人の根本にある「好きのレベルの低さ」というもの。

それをとあるイベントを事例としてお伝えしています。

今回は

「好きのレベルを高めるためにはどうすればいいのか?」

についてお伝えしようと思います。

という訳で

ハリウッド映画のモデルになった人の講演会に行ったら「好きなことをして成功する」事の闇を覗いてしまった件(その3)

スタートです!


好きのレベルを高めるには、どうすればいいのか?

仮に僕がこのイベントのスタッフで、そしてP氏のことが大好きだったとしましょう。

であれば僕は、このように考えます。


僕はP氏のことが大好きだ!だからこのイベントは絶対に成功させるぞ!

そしてイベントの成功とは、P氏本人にも、そして参加者の方に最高に喜んでいただくことだ。

もし参加者の方々に嫌な思いをさせてしまったら、それは巡り巡ってP氏の名前に傷をつけてしまうことになる。それは絶対に避けなければいけない。

逆に参加者の方に喜んでいただければ、それがP氏の喜びにも繋がる。そしてそれは僕自身にとっても喜びだ。

大好きなP氏の話でたくさんの人が喜んでくれる。そんなの最高じゃないか。

だから僕ができることは全てやろう!


ここに何があるのか?

それは

「離我」による「他者と自己を統合した視点」

そして

「共有」の姿勢

というものです。


「離我」?「共有」?何それ?

「離我」とは

自分のエゴから少し離れる(捨てられなくても構いません)

という考えです。

エゴ100%の状態、この世に自分しかいない状態。

そこに他者を入れる余裕を作る。

それによって初めて「共有」が可能となります。

具体的に言うのであれば「離我と共有」によって

自己と関係する他者(ここでは大好きなP氏と参加者の方々)すべてを喜ばせる事に意識を集中させる。

という状態になれる、という事です。


自己と他者という双方の存在を認め、大切にする事=世界の統合

もっとくだけた言い方をするのであれば

自分の愛するものを他者と共有する事で、喜びをさらに広げていく事

これこそが「好きのレベルを高める」ために必須となる要素なのです。


「好きのレベル」とエゴ

逆に、好きのレベルが「低い」というのは「自分のエゴ」にどっぷり浸かっている状態です。

他者の喜びには目を向けず、自分の喜びにだけ集中している状態。

そこには「統合の視点」も「共有の姿勢」もありません。


スタッフとしての自分の役割を果たさず、ただP氏の話を楽しむ。

お金を払って参加した人の受付を忘れ、イベントの進行もせずにただ涙ぐむ。

参加者の手助けをする立場を忘れ、ただの観客となってしまう。


「離我」どころか、自分自身のことしか見ていない。

「共有」どころか、自己の欲望に執着しているだけなのです。


こういう「好きのレベルが低い人」が商売をすると、どんな事が起こってしまうのか?

つまり、「ブランディング」の観点から見るとどうなのか?

その辺りを次回にお伝えしましょう。


ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


8millions 阿部 龍太

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