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関東在住、出版社のウェブコンテンツに携わる仕事をしています。 摂食障害、うつ病を経験し…

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関東在住、出版社のウェブコンテンツに携わる仕事をしています。 摂食障害、うつ病を経験し、大学卒業後に就いていた仕事は休職した後、退職。 無職、フリーターを経て、今に至ります。 人生最大の挫折ともいえるこの闘病期間から得た学びや気づきについて書いています。

最近の記事

映画『葛城事件』で描かれている家族と私の家族の共通点

かーーーーーなり久しぶりの投稿になりました。 どうしてもこのトピックに関して文章を書きたくなり、久しぶりにログインしました。 かなり前から気になっていたものの、怖くて見れていない映画があります。 『葛城事件』という、日本の映画です。 その映画に関して先日調べていたら、こんな記事にいきあたりました。 そして、私はこの生涯の間この映画は見れないかもな、と思いました。 あまりに、私自身の家族と描かれている家族の構図が似すぎているからです。 私の父は、この映画の三浦友和さん演じ

    • 「また連絡するね。」と言うのに、しない人について

      年末まで「あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで」というシリーズを書いていましたが やはり自分の過去について思い出しながら書くという作業はすごくエネルギーを要する作業でw、なかなか前に進まないので、少し休憩をしがてら違うテーマについて書いてみようと思います。 ーーーーーーーーーー タイトルにも書いた、「また連絡するね。」と言うのに、しない人って周りにいませんか? たいして仲良くない子にこういう対応をされたら「あ、社交辞令かな。」と流すことがで

      • New York Timesからインタビューを受けました。

        ニューヨークタイムズの記者の方から取材の申し込みが年末にあり、インタビューを受けたのですが、その内容を元にした記事が先日公開されました。 私が持っている考えや思いを記者の方に伝え、それを元にした記事がこれだけ多くの読者を世界中に抱えるメディアから発信されるということは、非常に光栄なことでした。 私が自殺未遂をしたのは3年ほど前のことですが、私はいまだに服薬治療を続けています。 うつ病と向き合い、治療をするようになってから、丸4年が経過しました。不安感や落ち込みなどの症状

        • あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで③

          前回の続き。 --------------- そんなボロボロの状態で、なんとか第1希望の大学に合格しました。 ただ、入学して中高で取り組んだダンスを続けるためにダンスサークルに入ったら、夜遅くに終わる練習のことで両親と対立するようになりました。 当たり前ですが、高校より授業が遅く終わり、その後練習となると帰りは10時、11時になります。 過保護だった私の両親は毎日のようにそんな夜遅くに帰宅することを強く反対しましたが、反対されればされるほど私は両親の言うことを聞きた

        映画『葛城事件』で描かれている家族と私の家族の共通点

        • 「また連絡するね。」と言うのに、しない人について

        • New York Timesからインタビューを受けました。

        • あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで③

          あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで②

          前回の続き。 --------------- 中学を卒業し、そのまま同じ学校の高校にあがりました。 自分に対するいじめ、周りの子が受けるいじめを毎日目の当たりにしながら過ごす毎日は、中学と同様にしんどかったです。 きっと楽しかった時もあったはずです。あったのだと思います。 でも、やはりつらい思い出の方が印象に残ってしまっているからか、あまり思い出せません。 高校2年か3年の時、少しずつ進学する大学について考え始める頃だったと思います。 相変わらずお菓子がやめられ

          あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで②

          あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで①

          摂食障害と一言でいっても、症状は様々です。 食べることを拒む拒食障害もあれば、食べ過ぎてしまう過食障害もあります。 その拒食障害、過食障害それぞれのなかでも、様々な形があります。 今なお惜しみ愛されるイギリスの故ダイアナ妃は、後者の過食障害で苦しんだことは有名な話ですよね。 彼女は当時としては珍しく、自分の精神的な病について隠さず、メディアにオープンにして話していました。なので、彼女がどのような症状に苦しんだのかは調べれば出てきます。 ただし、このように本やテレビ、

          あのダイアナ妃も苦しんだ「過食症」を自分が患っていると気づくまで①

          5年以上うつ病に苦しみ、27歳で自殺未遂。生還した私がいま、思うこと

          コロナ禍で世の中に動揺が広がる中で、追い打ちをかけるように相次ぐ芸能人の自殺。 メンタルヘルスの重要性は世の中に浸透しつつはあるものの、やはりそういうニュースに関する報道の在り方などを見ると、メディアの稚拙さが露呈している気がしてなりません。まるでエンターテインメントのように報道するメディアには、本当に吐き気がします。 そして、自殺をテーマとした映画や小説は年々増えていて、"ショッキングさ"を売りとして、どれだけセンセーショナルな、controvertialな内容にできる

          5年以上うつ病に苦しみ、27歳で自殺未遂。生還した私がいま、思うこと