【ギャラリー風@大阪】マザー画廊としての挑戦
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大阪レトロな街並みが多く残る北浜のど真ん中に、1974年にオープンしたギャラリーがある。当時のオーナーは澤玄昭さん。2012年に新オーナーとして泉井千恵さんが着任。ギャラリーは日本文化会館9Fにあり、月曜から土曜日の11時から18時まで、月1,2回のローテーションで展示物が入れ替わり、平面作品から立体作品まで取り扱っている。「同じ時代に生きる人々の共感を得られ、また、癒しを感じてもらえるような作品を紹介したいです。」。
現在は吉野昇平展(8月20日〜8月28日)を行っている。
大小、様々な大きさの計25点の作品がある。
作品は鶴の折り紙を写真に収めたものの表面に、スクラッチやペイントで手を加える工程で作られている。
この工程が重なったシリーズの鑑賞は、構図や色彩、形象にただ自由に感性をさらすことが醍醐味だ。
このギャラリー風での展示以外にも、日本では大阪・東京・福岡などアートフェアに出展。
海外では韓国で、若手アーティストたちを紹介している。
今年台湾で行われたART FORMOSAにも初出展した。
他にも韓国のアーティストを年に2回展覧会を開催している。
これは韓国のKIM DOOHAさんの写真展を行ったときのパンフレットだ。
このように様々な作品を通して縁を紡ぎながら、たくさんのアーティストたちと交流を重ね、客も含め、繋がりを少しずつ広げてきたと泉井さんは語る。
さらに泉井さんは大阪北船場・西天満界隈のギャラリーが展覧会を一斉に開催するアートイベント、FESTART OSAKAの2019年から実行員の一委員としても今後活躍される。
「元来、北浜は大阪の証券取引所があり、多くの美術ファンが集まる地域でしたが、今は老舗のギャラリーが減ってしまっているのですが、これからはもっと気軽に色々な方にアートを楽しんでいっていただくために、ギャラリー風も新しい挑戦を続けていきたい」と語る。
来月の9月から福岡で、ART FAIR ASIA FUKUOKA 2018、 通称ARAF 2018が開かれる。そこにギャラリー風は初参加する。
「未生空間ー美の再考」と題して、日本人が感じる「余白の美」の美しさを追求した作品だ。永山裕子さん・渡邊順子さん・赤松亜美さんの三人で構成されるグループ展だ。
ここにも泉井さんの想いの1つでもある、「癒しの空間」の片鱗が見える。
ギャラリー風・泉井さん
ご取材ありがとうございました。
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