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J-POP関連の話題

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#歌詞解釈

緑黄色社会『Shout Baby』に見る長屋春子のアーティスト性

今年、飛躍が期待されるJ-POPの若手バンド、緑黄色社会の楽曲について書きたいことがあります。取り上げるのは『Shout Baby』という曲です。

「男らしく」「女らしく」などと言われて育った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。この曲は、自分自身の気持ち、と、周囲の人間から期待される自分、とのギャップに悩む主人公について歌われています。

緑黄色社会は男女二人づつの四人組混成ポップロックバン

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邦楽の歌詞を解釈して遊ぶ

邦楽の楽しみの一つに歌詞があります。最近、ラジオ等で歌詞についてのコメントに接したので、いろいろ想像して遊んでみました。

文化放送で5月に放送された特番『音楽で日本をアゲる!』に、バンド「ニガミ17才」の岩下優介と平沢あくびが出演しました。この二人はトークも面白く、出演情報を知ると欠かさずに聞くようにしています。「モヤモヤする曲」のコーナーで岩下さんが挙げたのが、

(1)桜田淳子『気まぐれヴィ

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瑛人『香水』反復する傷の記憶

Official MV 歌詞 

ギター弾き語りのシンプルな楽曲で、サビのキャッチーなフレーズが強烈なゆえ、芸人でいうところの一発ギャグのような破壊力を持った曲、逆に言えばそれだけが魅力だと思っていました。しかしたまたま見たボイストレーナーさん(さきここVoice)のYouTube動画に心動かされ、この曲の魅力を再発見することになりました。

サビで語られるのは、「今も変わらずつけている君の

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あいみょん『裸の心』は失恋ソングである

あいみょん『裸の心』は失恋ソングである

サードアルバム『おいしいパスタがあるときいて』リリースのタイミングで、あいみょんがラジオのゲストに登場しました。Kiss FM KOBE『Kiss Music Presenter』(9月8日)、関西ローカルのカジュアルで温かみのあるトークの中で、DJの藤原岬さんから、楽曲に関する鋭い指摘がありました。

M1『黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を』

藤原「サビに向かうまでの最高なAメロBメロが

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