【準備編】南伊豆ウルトラマラソンにまたまた参加してきました
南伊豆ウルトラマラソン (FINAL) に参加してきました。自分にとってはこの大会が初参加のウルトラマラソンで、伊豆半島に取り憑かれるようになったのもこの大会がきっかけでした。
今年はIzu trail journeyとの兼ね合いを考えて参加しなくても良いかな、と思っていたんですが南伊豆ウルトラマラソンの開催は今年で最後、ということで参加することに。
前回2022年度はこちら
前々回2020年度はこちら
2022年度の方が経験が出てきて、分かりやすい記事になっているような。獲得多めのウルトラ走られる方は参考にしてください。
では、今年を。
南伊豆ウルトラマラソンとは?
伊豆半島の最果てである南伊豆市。人口約8000人の小さな街でこの大会は開催されます。市内を下賀茂起点に100 km走り回る。
コース内には石廊崎や波勝崎などの観光名所が散りばめられていて、景観も素晴らしいものが。
データとしては100 km, 2200 m D+で、のぼりくだりが多めのウルトラマラソン。後半に連発する登りが割といやらしくて、多分ほとんどの人はこの登りを歩いて登ってるんだろうなと思います。実際、ITRAポイントを計算すれば4レベルのレースで、サーフェスがコンクリで容易なことを踏まえるとITRA3レベルかなぁ。
制限時間は約14時間。
ウルトラマラソンではかなり標準的なタイムですが、ハセツネや上州武尊などが24時間あることを考えると、誰でも完走できるようなレースではないように思います。実際完走率は50-70%程度、ITJの完走率が9割近いことを考えると低い数字です。ウルトラのエントリー層はトレイルのそれよりも競技性としは高くないことを考慮する必要はありますが、難易度はそれなりに高いのかな、と。
コース難所
さて、コースの難所を挙げていきたいと思います。
1番の難所は70 km地点にある雲見からの登りでしょう。一気に400 m程度下ったところから、斜度の険しい登りを再度400 m程度登り返すのでなかなかに心が折られてしまう要素です。
そこから続く登り下りの連続もやはり辛いものがあります。去年は流石にダメだわ、となって歩いた記憶がありますね。
また、さりげなく辛いのが50 km〜のダムから蛇石エイドまでの7 km程度です。風景的に何もなくてただただ心を無にして走る必要があります。
難所としてはこれらの3つがあるのですが、去年は直射日光と高い気温で更に辛かったような記憶があります。今年は曇天で温度も下がるようで、かなり走りやすくなるのではないかと期待しています。
ちなみに、2020年度は50 km地点にあるダムのエイドに5時間半で到着で13時間程度でゴールでしたので、ダムエイドには少なくとも6時間くらいでは着いておきたいなぁということになります。ひとつの参考になれば。
持ち物
① ウェア
強いこだわりはありません
② サロモン ADV SKIN 5
2020年度に使用したザックですが、まだまだ使える。ところどころ破れてきたりなどするのですが手縫いで修復。もうちょっと使いたいな。
③ レッドレザー MH5
必携品①
もっとゴツいのも持っていますが最初の5 kmしか使わない想定なので、これを。
④ The North Face strike trail foodie
走り出すまでが寒いのと、万が一土砂降りになった時を考慮して準備。
⑤ The North Face Running Soft Cup
必携品②
⑥ 携帯食料。Beta fuel, MARUTEN。基本はエイドで食べるつもりだが、お腹空いてきた時になど。
また、電解質補給用のタブレットは必ず携帯。
⑦ 各種ケア。今年は曇天なので日焼け止めはいらないかも?
⑧ PRローション
アスリートのパフォーマンスアップにエビデンスのあるという重曹。それを経費吸収できるようにしました、というコンセプト。重層扁平上皮を通過するなんてことはそうそうないと思うのだが、これを塗ると塗らないとでは翌日の疲労が違う感触があり、今回も使用しました。ただしどこまでエビデンスがあるかは不明。単にプラセボかもしれません。
どうでもいいけど塗ると体からベーキングパウダーの香りがする。
持ちタイム
ロード road
5000 m 18'30"程度 (10000mの途中計測)
10000 m 37’30” (2023/4 横浜スマイルマラソン),
ハーフマラソン 83’40” (2023/5 北千住ハーフ),
フルマラソン 3°40’ (2023/10 しまだ大井川フルマラソン),
ウルトラ100K 9°54’ (2022/1 宮古島ワイド―マラソン),
トレイル trail
ITJ 2021 9°8’ (総合130位程度, 70K, 3000 m D+)
ITJ 2022 第一CPで飲みすぎ体調不良によりDNF
軽井沢トレイルランニングレース 捻挫によりDNF
天城アタック (総合15位, 38K, 1300 mD+)
中央アルプススカイラインジャパン (総合60位くらい, 40K, 2200 mD+)
上州武尊80K 2023 (総合11位, 80K, 4500 m D+)
そんなつもりはないんですが典型的なスピードタイプのようです。
練習量
2022年度
7月 278 km, 1167 mD+, 25h36m
8月 320 km, 604 mD+, 29h11m
9月 330 km, 1034 mD+, 29h34m
10月 311 km, 1516 mD+, 26h30m
11月 351 km, 2000 mD+, 31h31m, 南伊豆ウルトラ
12月 310 km, 3192 mD+, 29h4m, ITJ (リタイア)
2023年度
1月 421 km, 2088 mD+, 37h19m, 宮古島100 km
2月 306 km, 1317 mD+, 26h23m
3月 308 km, 1185 mD+, 26h1m, 徳島フル, 沼津アメマ
4月 320 km, 1682 m D+, 26h38m
5月 300 km, 4576 m D+, 29h43m, 軽井沢TR (20Kでretire), 天城アタック
6月 276 km, 2551 m D+, 25h38m
7月 355 km, 5926 m D+, 37h43m, 中央アルプススカイラインジャパン
8月 316 km, 3010 m D+, 30h21m
9月 367 km, 8552 m D+, 42h45m, 上州武尊山sky view trail 80K
10月 406 km, 5322 m D+, 39h33m, しまだ大井川フルマラソン
11月 128 km, 805 mD+, 11h4m (11/9時点)
300 km-程度を目安に練習しています。
7月よりロングトレイルや峠走を多めに取り入れており、有酸素ベースへの刺激時間は長くなっています。
一方で閾値やスピード持久力といった部分への刺激は暑さ、故障への恐怖等あり刺激時間が少なくなっています。急ピッチで10月から練習を始めていますが、間に合わなさそう。
今回のレースで必要とされる領域ではないですが、この影響がどう出るかも要観察です。
レース前日
連日の飲酒のせいかSleep awake cycleがぶっ壊れているので5:00くらいに起きる。必要なものは揃えてあったが、レース用のウェアを詰めたりビートルート飲んだりしてそこから旅立つ。
通勤時間帯の中央線はそれなりに混んでいるけど気になるほどではない。木曜日にイライラしてる40代サラリーマンに喧嘩ふっかけられたのを思い出すが、流石に今日はそんなことは起こらなさそう。
東京駅から熱海駅へ新幹線で。
どうやら新横浜から乗ってきた外人さんが困っていたらしく、京都に行きたいのに名古屋行きに乗ってしまったとのこと。上述のサラリーマンみたいな40代になりたくないので、ちょっと手助けしてさしあげる。30分後に来るひかりに乗れば良いよーと5分程度話してさようなら。よし、ああいう40代からは一歩遠かったな。
そこから踊り子で下田まで。
下田では金目鯛を食べる。
おいしかった。
下田駅は雨が降っていて予報通り。コース中にある2-3 kmくらいのちょっとしたトレイルの区間が不安。主に渋滞が。
そこからやることもないので宿泊先である休暇村まで。休暇村で荷物を預かってもらって受付会場で受付。
休暇村にあったお風呂に入ったりハンモックで揺られて、赤ちゃんってこんな気持ちなんだろな、とか思っていたり。
最近聞いているさかみちのpodcast聞をバックグラウンドに作業していると、8時くらいに眠くなり就寝。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?