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ONE REPORT:理容室、美容室の利用頻度は増えた?

みなさんはどれくらいの頻度で理容室、美容室を使用しますか?

髪の毛の長さや職業など、個人の状況によっても頻度は異なると思いますが、筆者は大体1ヶ月〜2ヶ月に1回くらいです。多くの方も同じくらいの頻度ではないでしょうか。

筆者も最近行きつけの美容室に行き、施術中、担当の美容師の方とマスク越しに会話をしましたが、話題はやはり新型コロナに話題になりました。

緊急事態宣言下では、外出自粛要請で客足は減少する一方、理容業、美容業は休業要請対象外の業種に該当し、多くの自治体で協力金などの支給が無いのが実情で、苦境に立たされている店舗が多い旨の話をよく聞きます。

そこで今回は、新型コロナの緊急事態宣言前の期間(2020年2月1日〜3月31日)、緊急事態宣言中の期間(2020年4月1日〜5月31日)、緊急事態宣言後の期間(2020年6月1日〜7月31日)の美容室の利用回数の増減の推移を、維持、減少、増加の3区分で見ていきたいと思います。
※緊急事態宣言は2020年4月7日〜5月25日ですが、2ヶ月ごとに区切って緊急事態宣言前、中、後に区切っています。

維持:(緊急事態宣言前→緊急事態宣言中、緊急事態宣言中→緊急事態宣言後の)期間内の利用回数に変化なし

減少
:(緊急事態宣言前→緊急事態宣言中、緊急事態宣言中→緊急事態宣言後の)期間内の利用回数が減少

増加
:(緊急事態宣言前→緊急事態宣言中、緊急事態宣言中→緊急事態宣言後の)期間内の利用回数が増加

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緊急事態宣言前〜緊急事態宣言中の利用回数推移(性別)

性別ごとに分けて見ると、利用回数で男女で差はほとんどありません。
利用回数の推移を見ると、維持が一番多く、利用回数の変化に差はあまり無いことが見受けられます。

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緊急事態宣言前〜緊急事態宣言中の利用回数推移(職業)

職業を有職、無職、学生に分けました。
維持の割合が一番多いことは、性別と同じ傾向です。
職業別で見ると学生の利用回数が減少しています。
緊急事態宣言化では飲食店を始め、休業要請を受けた業種も多くありました。
アルバイトが出来ず、生活していく上で削れるコストは削る、という判断をした学生も多くいたのではないでしょうか。

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緊急事態宣言中〜緊急事態宣言後の利用回数推移(性別)

緊急事態宣言が明けた後は全体的に増加傾向にあります。
特に女性の利用回数は増加は顕著に現れています。
緊急事態宣言が明けたことにより、外出する頻度も増えくるため、美容、身だしなみにかけるお金が戻ってきたことが想定されます。
また、自粛疲れの反動、リフレッシュの意味合いもあると思います。
筆者も6月に久々に家族で美容室へ行き、気分がリフレッシュ出来たことをよく覚えています。

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緊急事態宣言中〜緊急事態宣言後の利用回数推移(職業)

緊急事態宣言後も学生は利用回数の維持が多く、実質的には緊急事態宣言前よりも減少していることがわかります。
有職、無職は、緊急事態宣言後は増加傾向にあります。
こちらも、オフィスへの出勤や外出頻度が増えたことにより、美容、身だしなみにかけるお金が戻ってきたことが想定されます。

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利用回数は維持の割合が大きい

緊急事態宣言発令前〜中〜後の利用回数の推移を見ると維持の割合が大きいです。
ただ、減少してる割合も一定数あることから、苦境であることに違いはありません。
理容室、美容室に行くことは、単に髪が伸びたから行くだけでなく、リフレッシュをする、新しい髪型にチャレンジして新しい自分を発見するなど、私たちが心豊かに暮らして行く上で体験を提供してくれる欠かせない行為だと思います。
一刻も早く理容室、美容室への来店数が戻ることを願っています。

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