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「成瀬は天下を取りに行く」聴了。そして、気になる第二作目


私の初AmazonAudibleは、
本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りに行く』でした。
その後、『スピノザの診療室』『黄色い家』『同士少女よ敵を撃て』と本屋大賞関連の作品を続けて聴き、只今それぞれの作品をそしゃく中です。



Audibleで本を読んだ?聴いた後は読了とは言いづらいなぁと思いながら、今回は『成瀬は天下を取りに行く』の聴了記録です。

その前に、面白いサイトを見つけました。
去年はほとんど本屋さんに行っていなかったので、この本の事は本屋大賞を受賞してから知ったのですこが、この盛り上がりを本屋さんでリアルタイムで感じたかったです。

読んでから見たから面白かったのか?でも、読む前でも面白いのでぜひ見て頂きたい。


本題に戻りまして、『成瀬は天下を取りに行く』の私がいいなぁと思う所は、コロナ禍の頃のお話しなのにずっともっと前のお話しのようなノスタルジーを感じるところ。
ノスタルジーの元は、物語の大切な部分を担う西武大津店の閉店。すいぶん昔に私の街にあった百貨店の閉店と重なるからなのかなぁと思う。 


それと、当然のことながら主人公の成瀬あかり。好奇心旺盛で一風変わった彼女は個性的でまっとう。
まっとうさがフラットで優しくて安心出来るし、この後どうするの?と気になる。
私もこんな風に自由になりたいと思うのだけど、物語が進み彼女が語りべとなった章では意外な顔を見せてくれた。

なんと、彼女自身が語りべになると至極普通の女の子のように、あれこれ思い悩んでいるのだ。これで、さらに愛おしくなってしまった。

物語の中の彼女も周囲の人達に愛されて、暗い過去や背負った物が重すぎるなんて事はなく、悲惨な出来事も起きず平和。
平和な中のいろんな事がドラマなんだよなぁと思わせられる物語に、この後も平和なドラマが続くのだろうなぁと思わされ癒やされる。

第二作目『成瀬は信じた道をいく』の成瀬あかりと、その周囲の人達は元気にしてるかな。なんて、遠くにいる知人を思うような気持ちで二作目を読む日を楽しみにしている。

「信じた道」、成瀬が信じた道ってなんだろう。期待しちゃうな。
今度は単行本で読んでみようかな。


単行本も欲しくなってきた…


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