【読書感想文】仕事は6勝4敗でいい「最強の会社員」の行動原則50 出口治明著
次は、出口先生の世界史の本を読むと言っておきながら、なかなか進まず…返却期限の迫ったこちらを先に読み終わりました。
タイトルを読んで、自分の仕事に置き換えると営業マンが10人商談したうち6人決まればいいよって話かと思ったらちょっと違った。
自分の弱点だと考えていた
・仕事は早いがミスが多い
・口を出さずにいられない
・自分に合わない行動はとらない
・上司によって態度を変える
が、出口先生の行動原則に当てはめると、悪いことではなかったと分かって、ますます反省しない傾向になりそう。というか、自分の角にあたる部分だから大事にしようと思えた。
古い体質の会社に勤めているので、同調圧力とか仕事しない人とかごまするだけの人とかトップダウンとか、これは戦後日本において発達してきたガラパゴス的なシステムの典型だと実感をともなって読めた。くだらないなぁ〜とあらためて。
50の原則のうち16年近い会社員経験で、実行していたというか近いことを考えていたなと思ったのが21くらい。これは、私の頭で考えて、工夫してきたことで、それが出口先生の考え方と近くてうれしかった。
心に残ったことは、嘘をつかないということ。自分の気持ちをごまかして、そう装わないといけないことは自分にはできないなと思っていたけど、それでいいんだよと言ってもらえてよかった。迷ったときは社会的に利益のあるのはどちらかを選ぶというのも、苦肉の策だったけど、間違ってなかったというか、自分に合ったやり方を見つけていたんだなと思えた。
肝心のタイトルの6勝4敗とは、最終的に交渉を成立させるのはこちらだけど、中身は相手に4割譲って、遺恨を残さない。4のgiveで6のtakeがあればいいという意味でした。
これも、今の部署に来て、相手の役職は上だけど、こちらが教えたりお願いしたりする立場になって、失敗しながらやってきたことに近いかなぁと思った。私の場合は、相手が大体やりたくないことをどうやってやってもらうかという場面が多いので、いくつかやってあげて、あとはやってもらうという関わり方はしてきたように思う。4やってあげて6はやってもらう。この数字の目安をこれからは指針にして判断していこうと思う。
心に残ったことをまとめると、
・数字、ファクト、ロジックに情をプラスするといいよ
・尖った部分は自分の良いところだから大切に
・上司によって態度を変えることは悪いことじゃないよ。上司というのは使うためにいるよ
・人に会おうとしないと会えないよ
・読書や旅で自分の経験値をあげようね。勉強はいいことだよ。古典がおすすめだよ
・人生流れってあるから、流されて行き着いた先で出来ることを考えよう
・自分の仕事をまずは大切にしてね
そんなところかなぁ。前半の感想とかぶるけど。
部下というか、後輩に言ってあげたいことは、
・失敗してもいいから、失敗とちゃんと向き合ってね。
・君が雑用だと思ってる仕事にどう向き合うかで、仕事が楽しくなるかどうかが変わるよ。
出口先生の本は勇気をくれるけど、出口先生が考えたことを私が考えたことと勘違いしないように気をつけたい。これ、前回も言ったけど。
次は、82年生キム・ジヨン。ずっと読みたかったから楽しみ。世界史の本は、延長したので、その後読みます。
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