見出し画像

野球好きもそうでない人も楽しめる!スポーツ観戦に留まらない「エンタメ」施設としての球場

ラッキーババアのオンババです!
今日は「ボストンへの旅」の振り返り第二弾をお送りします。

「ボストンへの旅」の振り返りの第一弾はこちら↓

私は、中学生の頃はソフトボール部に所属し、甲子園球場にプロ野球や高校野球を見に行ったことも何度かあります。熱烈な野球ファンではありませんが、まぁまぁ野球好きな私、この度、生まれて初めて、ベースボール発祥の地であるアメリカで、球場に足を運ぶ機会に恵まれました。

訪れたのは、MLBボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パーク。
現存するMLB(メジャーリーグベースボール)の専用球場としては、最も歴史が古いそうです。(公式オープン: 1912年)


1.野球観戦

当初、一人でこの球場に野球観戦に行こうと思っていました。ボストン滞在中、友人の家に泊めさせてもらっていたのですが、その友人は野球に興味が無いと思っていたからです。
ところがなんと、その友人が一緒に行ってくれると言うではないですか!
(早々にチケットまで買ってくれました。
 持つべきものは、チケットを買ってくれる友w)

もともと野球に興味のなかった彼女いわく、アメリカの4大スポーツ(NFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)、MLB(野球)、NHL(アイスホッケー))の中で、野球観戦が一番楽しいそうです!
これは以外な発見でした。

外野(レフトスタンド、写真右側)の巨大フェンスが「グリーン・モンスター」

観に行ったのは、ナイトゲーム。
球場訪問時の好きな瞬間の一つが、球場の後方通路(大抵、薄暗く狭い)からスタンドに出て、フィールドを目にする瞬間です。
フェンウェイ・パークで最初にグラウンドを目にした時に思ったのが、「狭い!」ということ。
それもそのはず、フェンウェイ・パークはもともと都市部の狭い空き地に作られ、ファウルグランドが非常に狭い(=観客席からより近くに選手が見える)他、本塁から左翼までの距離が94.5mしかないそうです。
(ちなみに、本塁から左翼までの距離は、甲子園で95m、東京ドームで100m。)
左翼までの距離が短い分、容易にホームランが出るのを防ぐため、左翼側には巨大フェンス(通称「グリーン・モンスター」、高さ約11.3m)が設置されています。

当日、あいにく日本人選手の出場はありませんでしたが、天気にも恵まれ、球場の雰囲気を満喫しました。
(天気予報は雨だったのに、ラッキーババアw)

・ゲーム前の国歌斉唱(生歌)を聞き、改めてアメリカに来たことを、しみじみと実感。

・試合前&試合中、観客席通路をひっきりなしに行き来する、ホットドッグやポップコーン、プレッツェル、ビール等売り子もアメリカならではで、雰囲気を盛り上げます。

・特に楽しかったのが、試合の合間合間に、大型ビジョンに映し出される観客の映像。運良く(!)映し出されたお客さんのかなりの方が、自分が映っているていることに気づくと驚き、大喜びで手を振ったり、中には踊り出す人も^^

大型ビジョン(三菱電機製!)に映り、大喜びする観客
(個人を特定できないよう、あえて画質を落とした写真を掲載しています。)

・7回表終了時、「Take Me Out to the Ball Game」(私を球場に連れてって)を球場の観客全員で大合唱!(MBLの習わし。)

日常生活のあれやこれやを忘れ、球場に集うすべての人が等しく(人種の区別関係なく(実際は異なるかもしれないけど...))、ビールやホットドッグを片手に、純粋に野球観戦を楽しむひと時(地元チームの活躍に、一緒になって歓喜するひと時)、至福の時でした。

この日は地元レッドソックスが快勝し、大満足で帰路につきました!

2.球場見学

レッドソックスの試合を観戦した日とは別の日に、フェンウェイ・パークの球場見学に行きました。
*ネタバレになるため、初めて行く時のために、ドキドキ感を取っておきたい方は、以下読まれないことをおススメします!

ツアー開催スケジュール(24年6月時点):
毎日、9時~17時(毎正時出発。17時出発が最後。)*冬場は、10時~17時。
*試合のある日は、試合開始の3時間前に、その日最後のツアー開始。
*雨/雪の日もツアー決行。
 その他ツアー開催情報は、以下のオフィシャルサイトからご確認ください。

私は野球場が好きなこともあって、このツアーで球場内のいろいろなところ(主に観客席)に行くことができ、様々な景色が見れて、とても楽しかったです。
(それぞれの場所で、ガイドの方が様々な説明をしてくださります。
 正直、英語の説明が聞き取れなかった/理解できなかった部分もかなりありましたが...)


まず最初に、ホームベース後方あたりから観客席に入りました。その後、フェンウェイパーク名物の、グリーンモンスター(左翼席)に向かいます。

手前に見えている部分が、グリーン・モンスターの上部。

その後、球場で一番高いエリアに行きました。

フェンウェイパークで一番高いエリアからの景色。
奥にボストンの中心部のビルが見えます。

なんと、記者席にも座らせてもらえました!

上原選手がいたころは、日本人記者も詰め掛けたとか...

さらに、右翼席後方に移動し...

ライトスタンド後方にあるエリア

右翼席裏側のエリアに戻ってきてツアー終了です。

ツアー最後のエリアに、
レッドソックスがワールドチャンピョンになった年の展示コーナーがあり、
ガッツポーズする上原選手の写真(2013年)がありました。

このツアー、気になるお値段は、大人一人US$25です。
 US$25×160円=4,000円
1時間ちょっとのツアーでしたが、個人的には大満足でした!

ちなみにこのツアー、私が参加した回は、40~50名が参加していました。(ガイドは一人。)
つまり、1回のツアー(1時間)で、
 US$25×45人×160円=約18万円 の売り上げです!

この日は試合の無い日であったため、ツアー開催は、9時~17時の全9回、
仮に各回に45人の大人が参加したとすると、1日で、
 US$25×45人×160円×9回=約162万円 の売り上げ
野球の試合をやっていない球場で、1日162万円の売り上げって、すごくないですか???!!!

検索した情報によると、フェンウェイ・パークツアーの年間参加者数は、23万人以上(笹川スポーツ財団のサイト情報)とも30万人以上(英語で検索した結果でてきた情報)ともあり...

仮に23万人、全員大人料金で計算しても...
年間ツアー収入、US$25×23万人×160円=9億2千万円!

米大リーグの今季(24年)開幕時の選手の平均年俸は、498万ドル(約7億6千万円)、1人分は軽くカバーできてしまう金額です。
アメリカの野球、ボストンレッドソックスの輝かしい歴史あってのツアー、本当に素晴らしい!

同レベルのツアーを組める球場、残念ながら日本にはないですね。
(そもそもアメリカ発祥のスポーツですし...)
調べてみると、甲子園でもスタジアムツアーをやっていました。
 大人のツアー料金2,000円/人。 
 ↑ここにも日米の物価の違いが表れている?!

3.まとめ

今回のボストンへの旅、いろいろな思い出ができたのですが、訪問先としては、この野球観戦&球場見学が、一番心に残りました。
アメリカでの野球観戦&球場見学、おススメです!

今回球場に行ってその場の雰囲気を味わうことで、わざわざアメリカまで野球を見に行かれる方の気持ちが、少しわかったような気がします。
アメリカの球場で、大谷選手の活躍を観戦できる方が羨ましい!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?