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やっと父が退院してきた

やっと父が退院してきた。
しかし、思いのほか大変な状態だった。

退院当日、自宅に戻ってきてから、ケアマネ、介護器具の会社の人、訪問看護の看護師さん達が顔合わせにやってきた。
その時、父の様子がおかしくなった。
しっかり受け応えをしていたものの、イライラしだして貧乏ゆすりをしたり、一人で歩くのも危うい状態なのに、席を立とうとしたりした。
そして、みんなの静止も聞かずに無理やり階段を登って2階へ上がり、入院前に自分が寝ていたベッドへ逃げてしまった。
ケアマネさん達が帰った後「さっきは何人来たんだ?」「30人は来たよな」と。実際は3人来ただけなのに。
後で調べたら、レビー小体型認知症かと思われる症状だった。

この時のショックは今も忘れられない。
そして、入院中に腸から栄養を入れていたせいなのか、自分の意思とは関係なくオムツの中にスルスルと便が出てしまっていたらしく、退院したらいきなり介護生活が始まった。
家中ニオイが広がる。
トイレ問題は大変だった。

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