『派』の理解で学びのスピードは上がるが、唯一無二の『個』は、そのずっと先にある。
今は育休中だけど、それまでとある企業で10数年間、営業とカウンセラーの仕事をしていた。
最初の5.6年は思い通りの成果を残せていたのだけど、その後、なかなか満足のいく成果をあげられなかった。理由は色々あるだろうが、その中の一つに『個』の理解をおざなりにしてきたからではと。
日々、岩熊コミュニティの中で“人の理解・アイデンティティ”などを学んでいる。職業柄、多くの人に会ってきたし、自己分析や、ストレングスファインダーといった、人理解のためのツールも学んできたつもりだった。
でもそれは、ホンの表面的な所をさらっただけでしかなかった。
多少の自覚はあったけれど、心理学や行動学といった学問を学んでないからだろうなと。
これは、大きな間違いだ。
そもそも、目の前にいる『個』を理解しようとしていなかったのだ。
しかも、理解できていると勘違いしていたから、そりゃあ理解が深まるはずがないのだが。
理解しているつもりだったのは、個人の行動パターンや思考パターンといった、あくまで「パターン」。思考より直感が勝ってるとか、外向的か内向的と言ったパターン。○○派と括ることもできるだろう。
まず、このパターンを理解し体感することは、重要。
何も分からず、一から人を理解しようとしたら、時間がいくらあっても足りないし、たぶん分からぬまま終わる。
私はこの「○○派」の習得だけで満足していたからこそ、それ以上深みのある仕事に繋がらなかったように思う。お客様からしても、
“この人は、きちんと理解してくれない”
“自分自身を見てくれない”と。
そして、お客様の本来の力を引き出すことができなかった。
人は同じ環境に育ち、同じような状況に置かれ、同じ資質の持ち主であれば、必ず同じような行動をとる。
言葉や態度といった表面だけでなく、その人の置かれている背景を理解する。
一番最初の講義での言葉。
どの講義も心に響くものばかりなのだが、最初にもってくる話ということは、前提として理解するに、特に大切なのだろうと、心に残った言葉だ。
裏を返せば、全く同じ性質を持ち、全く同じ環境に育ち、同じ状況に置かれるという、すべてが同じという人はいない。
だから、人の経験や、その時に感じた感覚や感情といったものは唯一無二であり、唯一の『個』になる。
だからこそ、『個』には優劣もない。
この2ケ月で、誤解していた自分の『個』も少しずつ姿を現してきていて、同時に他者の『個』もみえてきてる。うぬぼれることなく、人を理解していこう。
長くお客様と接してきたのに、真に理解できなかったけれど、まだ遅くはないはず。これまで出会ってきた人にも、これから出会っていく人にも、その人だけの『個』をみつけて、輝くお手伝いをできるのだから。
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自身の婚活時、数あるメルマガの中で、唯一参考にしていた岩熊さんの無料婚活メルマガ。キャラとはまさに個の理解。
頭と心をフル回転させている真っ最中。今は新企画に参加。
岩熊権造【アフターコロナの女性の生き方】
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