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②オンラインゲームで出会って結婚 〜ゲームをやめてから〜

以前の投稿からの続きです。


ゲームで同じ時間を過ごさなくなった私達を繋いでいたのは、ケータイメールだけ


ゲームをやめてから、私は大きな喪失感を感じていました。

こんなに仲良くなったのに、
リアル世界に彼の痕跡は何もありません。


彼がメールを送る、返すといったアクションを起こしてくれない限り、私は彼を認識できないわけです。

強く繋がっていたつもりが
実はとても脆く儚い繋がりであったことに気づきます。



でも、私からはメールできません。

彼の気持ちに応えようとしない私がメッセージを送るのは虫がよすぎる…と。

すると


最後のログアウトから数日たった頃


彼から、
ありがとうのメッセージと彼の写真が送られてきました。


初めて見る彼は、本当に幼くて

いや、何より

「ほんとにいたんだ」と嬉しくなったのを覚えています。


折り返し、
私も写真を送りました。


久々の彼とのやりとりが、すごく楽しくて嬉しかったのを覚えています。



遠くなる二人


当時、私は名古屋に、
彼は東京に住んでいました。

私の仕事が忙しいのは変わらず
彼もまた進学して忙しくなり

物理的距離のある私達は
会おうという話になることなく、日々は過ぎていきました。


2人の連絡は、2〜3ヶ月に一度
彼からのメールのみ。

彼の生活が変わったにも関わらず、
私へ好意は変わらずでした。

「友達」であれば、手放しに喜べるところを、やはり10歳年上の身として、意識して対応していたように思います。



上京


ゲームをやめて1年がたった頃でした。

当時名古屋でグラフィックデザイナーをしていた私は、仕事がどんどん楽しいと感じるようになっていました。

実力がついたことを実感するとともに、仕事でステップアップしたい欲が高まっていきました。

ステップアップ=東京でもっと大きな仕事がしたい


私は愛媛県出身なんですが、私の勤めていた名古屋のデザイン事務所では全国区の仕事ができず、

デザインをしても地元まで届かないことに不満を感じていました。


そこで

“二十代最後”をモチベーションに
29歳になってすぐ
上京を果たしました。


長くなるので、一旦終わります。
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