羊と電気柵のジレンマ

仕事をしていなくて家の中にばかりいるので、その時間で寓話っぽい短ーい物語を自分なりに考えました。
まあ、似たような話は有名なものにすでにあるとは思いますが…。
題名はこの記事のタイトルそのままです。なんかそれっぽいでしょ?


内容

ある羊飼いは、飼育している羊が何度も牧場の柵を壊して外へ飛び出してしまうことに困り果て、銅線と電極を取り付けた新しい柵を設けた。羊は柵を突き破ろうとして感電してしまうことを恐れ、柵を壊そうとはしなくなった。しかし、羊たちは電気柵を恐れるあまり、柵で囲われたより狭い範囲でしか活動しなくなってしまう。そのせいか羊たちの元気がなくなり、羊飼いはその年、質の良い羊毛を刈り取ることが出来なかった。


とまあ、こんな感じです。


コンプライアンスだかテンプラアイスだか

この話は「テレビ番組」「コンプライアンス」その他諸々の関係を、超個人的な考えで例えてみたものです。

文中の「羊飼い」はテレビ局の上層部の方々、
」は番組制作に携わる方々、
」「電気柵」はいわゆるコンプライアンス、
そして「羊毛」はテレビ番組。
てな感じにそれぞれを例えてみた次第です。
決して揶揄するような意図はありません。念の為。

ある番組で、ロンブーの淳さんがこのような話をされているのを見たことがあります。言ってしまえば、そのお話を自分なりに比喩してみたものがこの話です。

近頃はテレビ番組のヤラセに対する目がまた厳しくなってきてるようですけど、どんな番組も台本があってのものですし、こうしたらヤラセああしたら過剰演出なんて事までいちいち考えていたら、ヤラセは起きないだろうけど面白くもなくなる気がするのは、自分の勝手な想像でしょうか。我ながら嫌味な書き方だ。

番組作りに限らず、「人は知らず識らずの内に、あらかじめ定められたルールよりも厳しいルールを自分自身に課してしまう」という心理は、多かれ少なかれ誰にでもあるんじゃないかなぁと思ってまして。「知らず識らず(しらずしらず)」ってこうやって書くんですね。なんかカッコいい。インテリ風。

柵に触れさえしなければ感電はしないんだから、一度や二度は触れるか触れないかのギリギリまで近付いてみてもいいんじゃない?と。もしくは、柵に接触しないくらいに高く跳び越えていっちゃうとか。自分としては、それがテレビ番組における「攻め」の姿勢というものではないかなぁ、と。


えーと、すいません。呆れるほど久しぶりに更新するので真面目っぽい内容にしようとしてみたんですが、もうここらで限界です。眠気の国に帰ります。(:3[___]

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