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25才のリアル

実際の25才は、小学校の卒業文集で思い描いていたものとは全然違った。

12才の私の未来予想だと、23才には結婚していて、25才で子供が生まれて、あと二年後には子供を連れて友人と家族旅行に行く予定だった。
早く結婚しそうな人ランキングでは1位だったし、良いお母さんになりそうとも言われた。

でも、全然そんなことはないし、今のところその予定もない。

学生時代は先生や親に良く思われたくて、ずっと優等生になろうと努力していたし、将来も教師になりたいと言っていた。

でも、大学で教員免許を取ったものの教師にはなっていないし、新卒で入社した学習塾は適応障害になって1年半で退職した。

どこかで自分はもっとできるんじゃないかと期待して、現実との乖離にいつも悩まされてきた気がする。その癖はまだ抜けていない。

最近はインスタのストーリーで友人の子供の成長を見守ることが多くなったり、周りの人たちが同棲や結婚をしたという話を聞いたりする度に、少し焦る歳になってしまった。

でも、マッチングアプリでの失敗談であったり、結婚であったり、仕事のことであったり、ああだこうだ言いながらも一緒に笑い合える友人はいる。

なんだかんだ楽しく生きていられるならいいと思うし、学生時代よりも遥かに生きやすくなった気がする。

今日も他人を羨んだり、自分を疎ましく思ったりしながら、それでも精一杯自分の人生を全うしようと思います。

#創作大賞2023

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