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僕のlonesome girl

大村あつし
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作詞、作曲、歌、演奏、録音:大村あつし

先週アップした『パリと、パリ風レストランにて』( https://note.mu/omura0313/n/n55ff6c5c4e3d )は、書き下ろした小説(未発表)をもとに作詞したものですが、この『僕のlonesome girl』はその逆バージョン。

この詩をもとに、その約15年後に「アフター・ザ・プロム」という短編小説を書き上げ、それが収録された『エブリ リトル シング』が20万部のベストセラーになりましたが、当然ですが、この曲を作ったときには、その詩が20万人に読まれることになるなど想像だにしていません。

ですから、この曲を聴くといつも「人生はなにが起きるかわからない」という気分になります。

ただ、肝心の曲ですが、ピアノだと一番盛り上がる箇所で低音が響きすぎて音が割れてしまい、もはややさしい音の出るグランドピアノしか選択肢がなかったのですが、そんな高価なものは持っていませんので(そもそも、家に置く場所がなく、スタジオにも置いていない)、キーボードのピアノの音であえて低音を殺しているのですが、自分がイメージする音とは程遠いです。

ということで、詩で勝負している曲と言えるかもしれません。

情感を込めるために、弾き語りの一発録音をした曲です。

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僕のlonesome girl

ゆうべのパーティーの余韻にみんな浸ってる
やがて誰かが
うつむいている彼女に向かいこう聞いたのさ

「あなたの昨日のドレスは何色だったの?
あなたは誰と踊ったの?」

彼女はゆうべはいなかった
誰もそのことに気付いてない

彼女はただ首を振り 寂しそうに笑うだけだった

みんなはまた自分たちの世界
彼女もまた自分だけの世界
うつむいてる彼女には僕の視線が感じ取れない

昨日僕は誰とも踊らず
君の姿を探してた

恐らく君は待っていたのさ
ドレスを着て独り部屋の中
誰かの誘いに微笑んで本当の自分をさらけ出すこと

愛してる 僕のlonesome girl
愛してる 僕のlonesome girl

今度のパーティーには笑顔でおいで
僕の胸はあけておくよ
君だけに

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