篤があつしに変わるまで 6 『噛み合わない会話』
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今でも曜日は覚えている。木曜日だ。
30ページの中途半端な原稿を速達で送ったのが月曜日。もちろん、翌日火曜日には品川出版に届いているはず。せっかちなボクは、よほど火曜日の夕方に電話で結果を聞こうと思ったが、さすがにまだ目を通していないだろう、と思って我慢した。
そして、翌日夕方に、はやる気持ちを抑えながら電話したのだが、