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退職を伝える前日

はじめまして。おむなつきです。
26歳会社員、エネルギー企業の新卒採用を担当しています。
この度、新卒から4年と1ヶ月の間、勤めた会社を退職する決断をしました。
上司へは明日4月30日に伝えます。

次の転職先はまだ探し始めていません。
とりあえず、8月頃から始まる2026新卒採用が本格化する前に辞めることだけを考えています。
このnoteはその後の人生設計やキャリアについて綴っていきます。
よろしくお願いします。

今日は退職を考え始めた経緯これからの人生計画についてをお話しします。

退職を考え始めた経緯

1. 新卒採用の仕事は超辛い

私は現在、大学生、高専生、高校生を計120名ほど採用する仕事を担当しています。
採用の仕事をやる前は、「人前に立って会社のことをPRする採用担当ってかっこいい、憧れる」という目で見ていました。

しかし、実際に実務に従事してみると、選考スケジュール管理、面接官・学生調整、電話対応、選考メール発信、見学対応、などの細かな裏方作業が多く、日々忙殺される日々が待っていました。
特に、新卒採用は外部環境の影響を多く受けます。
例えば、他社のPR・選考スケジュール、学生動向・思考により、昨年までやっていた手法が陳腐化し、また次年度は新しい施策を考えねばなりません。昨年の振り返りも行いますが、参考程度で毎回新しく組み立て直しています。

私はというと、このような0→1仕事が超苦手。。情報収集をしながら常に新しいことを生み出さなければいけない、「人」を扱うため絶対に間違えてはいけないプレッシャーを感じ、心が疲弊していきました。
もちろん、社会人だからこそ価値を追い求めることは普通ですが、目の前の仕事をこなさなければいけないと同時に新しいことも思考しなければいけないという両立が私にはかなり難しかったです。

また、人を採れないという事態は会社の存続に関わるため、絶対に採用計画(目標)を達成しなければいいけません。その責任を全うするべく際限なく働くことが続き、毎日8時出社、22時帰社の状態が続きました。選考期(冬〜春)のみならず、PR期(夏〜秋)も基本的には21時まで残業を行い、説明会やインターンシップを地道に開催していました。

私は2年の間、新卒採用の仕事に従事しました。
会社の制度の話をすると、3〜5年のジョブローテーション制度があるため、あと1年は変わらず採用に従事するでしょう。
しかし、「もう耐えられない、逃げたい」という感情が押し寄せ、「あと1年この仕事を続けて何になるんだろう」と考えるようになりました。もちろん得る経験は大きいのですが、仕事に「耐える」という感覚に非常に違和感を覚え、仕事を変えたいと思うようになりました。

また、同期や後輩と比較して自分が見劣りしていると思い始め、自身の仕事のセンスを疑うようにもなりました。
結果として、「仕事ってどう進めればいいんだっけ…」と基本的なことにつまずく瞬間が増えてきました。
ついに上司には「世の同世代や同期と比較して危機感を抱かねばならない」と言われるようになり、この会社ではもう成果が出せるイメージが全くつかなくなりました。

以上が、目の前の仕事に対して思うことです。

2. 仕事、生活の裁量権が欲しい

私の会社には前述した通り、伝統的なジョブローテーション制度があります。
となると、「目の前の仕事が嫌ならば、部署異動を申請すれば良いのでは?」となります。
しかし、私はこのエネルギー会社で定年まで勤め上げるのでしょうか。
ジョブローテは会社内での仕事の精度をあげるには適した制度と思います。
しかし、一歩会社の外に出て、会社の肩書きではなく自分の身一つで勝負しなければいけない時にとても脆くくなります。
今後、30代になって転職しようと思った際に、この人事の経験とあと一つの部署経験を武器に戦うことに危機感を覚え、それならいっそのこと若いうちに専門性を身に付けたいと思いました。

さらに、住む場所についても考えました。
私は現在、本社勤務をしているので都内在住です。しかし、将来的にずっと東京に住み続けるのでしょうか。
子育てを考えて、地方都市に移住することも6月に結婚するパートナーと話し合うようになりました。
私のパートナーは、家族皆でいつでも旅ができるような生活基盤を持つことが夢です。その隣にいる私はきっと今の会社では働いていないでしょう。
そのため、もっと柔軟に自分の住みたいところを選択できるようになっていたいです。

私はグローバル総合職で入社しているため、年齢、性別問わず全国転勤がずっとついてきます。そのようなリスクを抱えたまま30代、40代を迎えるのは怖すぎる。

そうして、自分で仕事も住む場所も選べるようになるにはどうしたら良いのかと具体的に考え始めました。

これからの人生計画

1. とりあえずの充電期間

次の転職先は探していないと冒頭にお話ししました。
とにかく、迷惑をかけたくないので、転職活動を始める前の早い段階で会社側には伝えます。
キャリアには穴も空きますが、その間は心の充電と次に記載する勉強に充てたいと思います。

2. データ人材育成スクールへ

現在、私にはこれといった専門性がありません。
人事職を2年経験しましたが、それを一生続けたくはありません。
そんな時、仕事のためになるかなと思い勉強し始めてみた統計学に興味を抱きました。
実社会を裏で動かしているのは統計なんだと感じ、自分の仕事にも取り入れてみたいと思いました。加えて、社員と学生の日程調整に追われる採用担当の仕事に嫌気がさし、もっと目の前のことに向きあえる時間があって、そのアウトプットが成果になる仕事はないかと思うようになりました。
そんな時、友人から「それが認められるのはアナリストとか?専門家にならないとね」と話され、改めてジェネラリストではなくスペシャリストとなり、自身の専門性をチームから求められる存在になりたいと思いました。

この会社にいても長期間働けば、自分の武器を手に入れられるでしょうが、私は今欲しくなったのです。そして、統計学やデータ活用について学べる時間が大量に欲しいと思いました。
その後、3社ほど説明会を聞き、自分に適したスクールを見つけました。そこは、大抵のスクールが6ヶ月を受講期間とする中、1年間という比較的長期の受講期間を設けており、転職サポートも受けられる実践的で手厚い内容のスクールです。早速6月からの入塾を決めています。
1年のカリキュラムのうち、3ヶ月間の講義期間は週20時間の勉強期間を確保しないといけないため、やはり思い切って会社を辞めないと思い、これも退職を後押しする要因となりました。

以上、私が退職しようと思うようになった理由とこれからの人生についてですが、転職が当たり前の時代においては、何をそんなに意気込んでというように思われるかもしれません。
しかし、老舗のエネルギー会社という帰属意識が強い排他的な社会、かつ、採用担当として人を採る仕事をしている私には、かなりの思い切った決断が必要でした。
そもそも周りに辞める人がいないので、辞めるとどうなるのかがイメージつかず不安な日々です。
しかし、自分の未来を切り開き、自分本位で生活を決められる裁量権を増やしていくための行動を今しないと手遅れになるでしょう。
このnoteを通して、色々な人の意見や助言を聞きながらが、キャリアを歩んでいけたらと思います。

これからは、以下の内容を綴っていけたらなと。

  • 退職を伝えたあとの仕事、環境

  • データ人材育成スクールの進捗、所感

  • ニート期間の過ごし方

  • 職業訓練給付金、失業手当等の活用した制度 などなど

よろしくお願いします。

2024年4月29日(月・祝)
退職を伝える前日
おむなつき

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