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トラウマを投影して浸る道具

2007年から2009年にかけてテレビ放映された「ガンダム00」というアニメが好きだったことを思い出す。
どこに惹かれたのか考察してみたら面白かった。

アニメや漫画は好きな子供だった。
子供の頃から好きになるキャラのタイプは「悲しみを抱えた少年」が多かった。
ガンダム00でも悲惨なトラウマ少年・刹那が気になる存在でしたわ!

少女漫画における「男の子」と「大人の男」の違いをカウンセラーが語るこちらのwebラジオは面白い。

自分の中にある傷を抱える強さを持つのが「大人の男」とされている。
人気のあるキャラは「大人の男」だと語られてる。
ガンダム00でも頼りがいのある「大人の男」ロックオンが人気だったのは覚えてる。

「大人の男」キャラはカッコイイのは理解できるんだけど何故か好きにならない。
心の傷にのたうちまわってる「男の子」が心に深く刺されるのは自分のトラウマの投影だろ!と今ならわかる。
自分は肉体の性別は女なのに「男の子」への投影が激しいのは色々ねじれが発生してる。
ココをツッコんでいったら…エグいので今回は書かない。

ガンダム00では傷を背負った少年・刹那より傷を背負った少女・フェルトに自分を投影してたらわかりやすかったのに。
セカンドシーズンの最終話あたりで刹那とフェルトに大人に成長しつつある心が見えて良かったー!と思ったのは覚えてる。
年齢的には心の傷から酒に逃避してるスメラギに投影するのが妥当だったろとツッコんでおく。
酒を飲んで楽しくなるというのは私には理解し難い感覚である。

自分の心の傷歴を考えたら2007年辺りから自覚と対処が始まっている。
ガンダム00は全体に漂う暗さと絶望感が好きでひたすら暗くなりたい心に響いてた。
2011〜2012年あたりが最も暗い人生だったと思う。
ガンダム00に使われていた暗い歌に浸って暗さに癒やされる時間が多かった。
2014年ころに「残酷な神が支配する」という残酷なトラウマ漫画にハマって自分のトラウマの大きな何かが溶けたのを感じた。

漫画・アニメ・小説のほとんどは悪魔的存在が闇に引きずり込むための道具だと思ってる。
自分の中にも同質の闇が蔓延ってるのなら自覚して打ち消すためのツールにも使えると思ってる。
闇を探索してもとらわれないための強力な命綱としてガヤトリーマントラがあると思える。

自分の内側の世界から逃げるために漫画・アニメ・酒・薬物・お節介・宗教など色んな道具がある。
自分の外側の世界を否定するために風評被害・デマ・陰謀論といった言葉がある。
内も外も世界をありのままに認識するのが問題の解決だと思う。

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愛を理解して無くても言葉だけで癒やし効果がある「愛しています」あります。

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