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体内にも食品にもカビ

ナカムラクリニック院長ブログの「真菌、コレステロール、癌」シリーズが面白い。
真菌の1種がカビ。カビが体内でどう働くのかがわかります。

病院に行かない生活を10年以上続けてるのでコレステロール降下薬についての機序なんぞ全く知らなかった。
カビ毒から薬と呼ばれるものができてるし、カビ毒が癌にもつながっているとは。

体内で悪さを働くカビといえばカンジダ菌が有名どころ。
カンジダ菌は人間の常在菌なんだけど、繁殖しすぎたら体調不良の原因になります。
腸内で異常繁殖して原因不明の慢性疾患につながってたり。
腸のカンジダ菌を一気に排除したらダイオフという不調が出ます。
菌たちは腸でバイオフィルムというヌメヌメした膜を作って重金属や毒素を溜め込んでコロニーを作って暮らしてます。
腸に入ってきた重金属や毒素が体内に回らないようにブロックしてくれてると考えたらありがたい存在でもある。
しかし、溜め込んだ毒は慢性不調の原因にもなる。
カンジダ菌を排除したら溜め込んだ毒が一気に体内に放出されるので体の解毒機能が追いつかないと急性不調が出ます。

先日、梅の食べ過ぎで蕁麻疹が出たけどダイオフっぽかった。
梅も抗菌作用があるのでカンジダ菌排除につながるみたい。
カンジダ菌が腸内にいっぱい居るんだろうな…

カビと言えば発酵食品に欠かせない存在でもある。
日本の国菌アスペルギルス・オリゼーは猛毒アフラトキシンを産出するアスペルギルス・フラバスを家畜化したものらしい。

米から麹を作るのは面白い。
冷蔵庫無し生活をしてるので購入した麹菌が劣化しないうちに使い切ろうと色々発酵実験してます。
白米から作る麹は甘いだけですが、玄米で作ると香ばしい匂いが強く出て深い味のものが出来る!
玄米は古代米と混ぜて2日ほど水につけて発芽させて使ってます。
発酵時間は1日くらいでそのまま食べる。

茹でた大豆の水分を飛ばして麹菌を撒いて2日ほど常温放置で豆麹っぽものが出来ました。
熟成してないので味は煎り大豆と大差ない感じ。
大豆と同じように金時豆を発酵させてみたら…腐った!食即下痢!
腐ったものを食べて即時に対応してくれる腸に感謝!
発酵と腐敗と人体の関係って何なんだろう…と考える日々。

カビは腐ったものを土に返して新たな生命に生まれ変わらせる使命があるとのこと。
豆でも人体でも腐ってたらカビが活躍して土に返してくれます。
生きてるつもりだけど体内は腐っててカビが活躍してくれてるような人間は自分を含め相当数いそう。

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