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小さな"サプライズ”を商品にした姉妹起業家!

みなさん、こんにちは!SelanのYukiです。

「世界を変えたキッズ」シリーズ、今回は、イザベル & キャロライン・バーコー姉妹をご紹介します!

それぞれ10歳と11歳の時にバス用品の事業を始めたそうですが、なぜ若くして起業家としての一歩を踏み出せたのでしょうか? また、日本におけるアントレプレナーシップ (起業家) 教育はどのような状況なのでしょうか?

日本における起業家教育の現状

少子高齢化が問題視されている中、国際社会で活躍できるよう、日本でも「アントレプレナーシップ教育」や「起業家マインド」の養成に向けて興味関心が高まっています。

しかし、2021年文部科学省の科学技術・学術審議会調べによると、他国に比べて日本におけるアントレプレナーシップの指標 (Global Entrepreneurship Index)が低くく、大学・大学院でアントレプレナーシップについて学んでいる学生は全体の1% (3万人)だそうです。

文部科学省の視点からは、① 失敗に対する危惧、② 身近に起業家がいない、③ 学校教育の3つの要素が特に大きく関与しているのではと指摘しています。今後、民間企業、金融機関や経営者と教育機関の連携を強化する取り組みを提案していますが、高等教育に関する言及がほとんどのようです。義務教育におけるアントレプレナーシップ教育はどのように捉えられているのかが気になりますね。

バーコー姉妹による若手起業家育成活動

バーコー姉妹は、フォーブスの「30アンダー30」から起業家としての努力も評価され、さまざまな賞を受賞しています。

その背景には、バスボム事業だけでなく、若い人たちの教育や起業の取り組みを支援する「Kids Business」という企画を通じて、慈善活動に取り組んでいることが挙げられます。彼らは、起業家となって地域社会に貢献することを望む世界中の若者のサポートもしています。

調べてみると、バーコー姉妹出身のアメリカでは、大学生だけでなく、小学生から起業家精神を学べるプログラムが多く提供されているようです。例えば、Business Kidsというプログラムでは、ビジネスの基礎や金融教育をゲーム・クリエイティブなアクティビティーを通して学ぶことができます。

日本でも、キンダリーインターナショナルという放課後プログラムを提供している団体が、英語やサイエンスの内容に加えて探究型プロジェクトを通して子供達にチャレンジ精神自己肯定感の向上を促せるような取り組みをしています。

さて、バーコー姉妹はどのようなきっかけで、具体的にどんな事業を始めたのでしょうか?

大企業からも注目されるお風呂グッズを開発

イザベルとキャロライン・バーコーは、バス&ボディの組織「Da Bomb Bath Fizzers」を設立しました。バスボムが大好きな姉妹は、子供も大人もワクワクするような素敵な商品を作りたいという思いから、ビジネスをスタートさせました。

両親のキム・バーコーとベン・バーコーに後押しされ、ミネアポリスの・アートフェアに出品したところ、1日でバスボムが完売してしまったことがビジネスを始めたきっかけだそうです。翌年、彼女たちは再び同じアートフェアを訪れたところ、あるスパオーナーの目に留まり、彼女たちの発泡性バスボムを売りたいと言われました。

親や学校などをはじめとした周りの人々の影響が大きく関係していることが分かりますね。

現在では、TargetやCostcoをはじめ、全国各地の小売店で販売されています。Da Bomb Bathの年間売上は約2,000万ドルを超えており、バービー、ホットウィール、ディズニーとのブランド提携によって今後も売り上げが伸びそうですね。

バーコー姉妹の商品はこちらのWEBサイトでぜひご確認ください!

バーコー姉妹のように、日本中のキッズも一歩踏み出してみましょう!

次回のキッズもお楽しみに!

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