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「家族」になる経営

つい先日、弊社の理事及びスタッフ・その家族(総称してメンバーと僕は読んでいる)での社員旅行にいってきた。
生まれて半年のうちの娘も連れていったのだが、こういう関係性が続いていくとよいな、と思っていたので、そのことをちょっと書く

片道2時間半の旅行と育児

今回は直に行けば片道約2時間半の旅程。当然ながら子供はぐずるし、長距離でのトラブルが起きる心配があったし、僕ら夫婦はある程度自分たちが楽しむことが犠牲になっても仕方ないね、というくらいの気持ちで参加していた。

実際はじまってみると、みんなが順番にあやしてくれたり、ご飯を手伝ってくれたり、僕らが食べられるように自分の食事を早めに済ませて抱っこを変わってくれたりと、いろんな手助けをしてくれた。到着後も、妻と僕が両方温泉に入れるように交替で入ったが、あとに回った妻が誰かと一緒にお風呂にはいれるように中で待ってくれていたり、夜は夜で娘に添い寝をしてくれたりで飲み会にも参加することができたり、とてもありがたかった。

会社という家族的共同体

今の日本においては仕事とプライベートは別物、というような価値観の人がたくさんいる。会社もそうなっていることが多いように思う。でも、違う角度の会社がもっとあってよいと思う。むしろ、会社に入ることで家族のように思える相手が増えるのだとしたら、ちょっと嬉しいなって思ってくれる人がいると思う。少なくとも僕はその一人だ。「家族経営」というのはもともとの血縁の家族が経営者に入り込んでいることを言うが、会社に参画することによって家族のようになれる、というような経営も面白いと思うのだ。

今回はうちの娘の世話をみんながこぞってしてくれたおかげで、僕たち夫婦も旅行を楽しむことができた。帰ってから、「これは3人で行ったら本当に言って帰るだけになるね」と苦笑いしていたくらい、子供というのは目が離せない。

来年にはうちのメンバーのお子さんが生まれる予定だ。今回これなかったメンバーにもお子さんがいる。そして来年も、10年後も社員旅行は続けたい。そのときにはまた、みんなが家族のように助け合っていけるような関係が続いていくといいな、と思った。僕らが助けられた分、というか、育児の大変さを身に染みて感じている分、次彼らの番が来たときに頼ってもらえるように率先して頼った部分があるから、その分は頼ってもらえたらいいな、とも思うし、役に立ちたいとも思う。

そのために会社としてはちゃんと利益を出して、持続可能にしていくのが僕の使命なので、頑張ろうと思う。

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なお、翌日の娘は目覚めてから、2日間のうっ憤を晴らすがごとく、ろくにやったことのない一人遊びを狂ったようにやっていた。とてもかわいい。



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