ストーリーとナラティブの違いを理解するにあたり「電車男」が一番分かりやすいなと思った
さいきん、ナラティブっていう単語を、よく聞くようになった。「ストーリーはもう古い。これからはナラティブだ!」みたいなのよく聞く。
でまずネットで調べるとナラティブガンダムってのがいっぱい出てきますw
ウィキペディアでも、グーグル翻訳でも、ヤフー知恵袋でも、ナラティブは「物語」って出てくる。けっきょくストーリー(物語)とナラティブ(物語)の違いがなんだかよく分かんなかったので、自分なりにもう少し色々調べて解釈してみることにした。
色々じっくりみてると
語り手のいない起承転結の決まった物語=ストーリー
語り手のいる困難をともなう大いなる物語=ナラティブ
てな、説明が出てきた。
で、けっきょく一番理解しやすいのが、ちょっと前に流行った「電車男」だなと思ったので、そのへん書いてみます。
①2チャンネルという電子掲示板にいる語り手
テレビでみる「ドラマ」は、たとえ視聴者があーだこーだ言っても、脚本を決めるのは、脚本家さんだ。
いっぽう「電車男」さんは、高値の花にような女性に恋するオタクの話。オタク(電車男さん)が、どうやったらその女性(エルメスさん)にうまくアプローチできるかを、2ちゃんねるで、色々相談しながら、進めていったリアル進行形の恋物語。
つまり、フォロワー(語り手)次第で、結末が変わるという、物語なのだ。
フォロワーだと結末は変えれない物語=ストーリー
フォロワー次第で、結末が変わる物語=ナラティブ
この解釈、分かりやすいかなと。
そして、フォロワーとして、ナラティブに参加できた人は、テレビドラマで演じられた電車男を見るときよりも、2ちゃん中継でリアルな電車男をみてたときのほうが、圧倒的に臨場感あったんじゃないだろうかとも、思うのだ。
②2チャンネルの実況中継は起承転結の最初or途中参加
電車の中で、酔っぱらいに絡まれた女性を助けたのが物語の「起」だ。
つまり、「起承転結」の「起」とか「承」くらいの段階で、フォロワー(語り手)として、物語に、参加しているというのが、ナラティブってことになるのかなと。
③大いなる物語(成長)に関わる
応援してたのは、自分自身も恋人のいないモテない男を含むスレッド住人たちだった。
たくさんの非モテオタク男子が、非モテオタク男子(電車男さん)に、いろんな恋のアドバイス。お礼の電話はどうするか、どうやって誘ったらいいか、どんな服装をしたらよいか、プレゼントは何がいいか。。。
そんなこんなの末に、電車男の告白が成功したというコメントはもう、「キターーーーーーー\(^o^)/」の嵐だ。
自分たちが関わることで、人が変わる(成長する)ってことが、ナラティブという物語なのかなと、思った。そして「結」、未確定要素を確定させたのは、電車男ほんにんではあるものの、いろんなアドバイスを重ねてきたスレッド住人さんたちは、自分ごとのような感覚を、ちょっと覚えたんじゃないだろうかなと、思うのだ。
さっこん、作り込まれていないだらしない空間や、雑な空間。がバーとかに増えてきたようにおもう。アイドルもメンヘラを標準装備してるような子もいっぱい出てきたように思う。
これらにみゆる、ナラティブの、自分なりの解釈は、
①「起」から語り手として物語に参加できる
②主人公の成長・変化に意見することができる
③「結」成功や失敗を主人公とともに味わえる
としてみました。
【まとめ】ナラティブガンダムは。
プロジェクト参加できるガンダム
過程に意見、結果に関与できるガンダム
感動をともに味わえるガンダム
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