大学生の休学&中退がとまらない。親と大学生に言いたいこと


おれのまわりだけだったら、ごめんなさい。体感重視ゆえ。統計とか調べないけれども、なんだかまわりの大学生が、休学したり、中退したり、それらを検討したりするのがほんとに増えている。


自分は、地元愛媛の大企業やめて、とつぜん東京に歩いていくとか言い出して、なんだかよくわからない理由で保育士はじめたかと思いきやリフォーム屋にはいって退社して起業して、ろくに貯金もないもんだから、起業資金援助してもらって、、、


ミレニアル世代の、スネカジリ息子の、モラトリアム人間の、代表としてw。思ってることを書きますね。


親へ



子どもが中退したいとか休学したいとか言い出したら、喜んだ方がいいと思う。もし、子どもがそんなこと言い出したって人がいたら、子どもの方はよっぽど真剣に世の中とか将来のこととか考えてるから、信じてあげてほしいのだ。


自分は静岡大学っていう、可もなく不可もなくみたいな大学にいってたのですがw、夏休みはむちゃくちゃ長いし、サークル活動は小中高よりゆるいし、大学の先生はちゃんと熱のある先生の割合は1割くらいしかいないのに対して単位制なもんだから、9割の熱のない先生に付き合う必要があるのだ。たぶん多くの大学生は、うっすい4年間を、過ごしがちだとおもう。


今の学生さんは違うのかもしれない。おれの意思が弱いだけなのかもしれない。じぶんは若さもも時間もあり余る4年間を、ポケモンとかドラクエとかゆるいサークルとか薄い授業にどれだけ使ってしまったのだろうか、、、という人生。まったく後悔してないっていうことは、ない。


卒業して、そこでの勉強や経験が、濃密で役に立つものだった。って自信を持って、いえない。


そこんところに、正直に真剣に向き合ってるが、あなたの息子さんとか娘さんです👍


採用側も経験済だ。大学卒が肩書きとしての機能を持ってる点は認める。なぜならば採用の時、面接時間が限られてるから、頑張ってきた証として、判断材料として頼らざるをえないからだ。


ただ、肩書きが大事というのであれば、中退とか休学して、NPO立ち上げたりとか、ベンチャー企業に参画してたとか、シェアハウス住みながらフリーランスで起業してみたとか、シェアオフィスでコミュマネしながらコミュニティ渡り鳥力つけてましたとか、世界一周してフォロワー数すでに1万人こえてますとかの方が、


そっちの方が肩書きとしては強い。むしろ、そういったたぐいの休学とか、中退をよしとせず、それらを理由に採用選考、振り落とすような会社は、たぶんこのさき長続きしないからw、逆に危険な企業フィルターになるはずだw


子どもはお金出してもらってる立場だから、申し訳ない気持ちがある。けど、それでも「自分の人生だ」っていう気持ちがあって。挟まれてる。で、休学とか中退っていう判断は、すごい覚悟でもって、親に伝えてる。繰り返す。信じてあげてほしい。少なくとも今の時代は、その子どもの選択は、間違ってはいないと、おれは思う。ミレニアルスネカジリモラトリアムな、おれはだよw


子へ


今の大学生は、昔の大学生と比べて、焦る


この前、ユーグレナっていう一流企業が、18歳以下限定の経営陣募集してた

この前、14歳の男の子が、不登校からの起業していた

U22の2019年度プログラミング優勝者も中学生だ


あとSNSがすごいから。世界一周とか、学生起業とか、めっちゃいるじゃんってなって。焦る。むちゃくちゃ頑張ってるすごい年下とか同年代が、いやが応にも目に飛び込んできてしまう。そんな世の中になってるから。焦る。


さっこん「人と比べない」なんて、絶対ムリじゃんって。おれは思う。


焦るなって、言ってあげたいんだけど、おれも焦ってるくらいだから、焦るななんて言えるわけないよねw。


ただ、ひとつだけ伝えたいのは、人生のテーマを、焦んなくていいよ。これだけ言わせてほしい。


人生経験積んできた。なんて言えない薄めの人生を生きてきた。ただ、子ども服売り場で働いたり、児童養護施設で働いたり、歌舞伎町の保育園で働いたり、リフォーム屋で高齢者さんと接してきたなかで、人生のテーマ「あたたかい居場所がふえる。をつくる」ってのが、できた。正確に言うと、厚みができた。


20代前半で、こーいう経験したから、こーいう思いになって、これをやる。ってのを、決めようとするのって、よほど濃くないと、出来ないような気がしてる。


なんとなく興味あるとか、なんとなく好き。に、真剣に取り組んでたら、なんか自分なりのテーマとか方向性が決まっていくと思うから、人と比べて焦るのは仕方ないとしても、テーマが浮かばない方向性が定まらない自分に焦る必要は、ないよって。言いたい。ムリにテーマを掲げる必要も、ないよって。言いたい。


必ずやってた点が線につながるような、タイミングがやってくる。から焦んなくても大丈夫だぞってのは、言ってあげたい。世の中にあふれてるいい感じのテーマとか理念のほとんどは、先に掲げてたんじゃなくて、ほとんど後付けばかりなんだぞって、言ってあげたいw。理念なんていらない。方向性なんて定めなくていい。


あと、親の説得は、ムリだと思っておいた方がいいw。結局のところ、親は子どもが心配でいってるし、今までの人生観でもって、大学くらいちゃんと出といた方がいいっていう超絶正論アドバイスをくれているわけだから、


ぜんぶ理解するのはムリだし、心配するなってのもムリ。


なんだけれども、やっぱり世界でただひとり、理解もできないんだけれでも、心配なんだけれども、支えてくれるのは、親だったりする


変に、ごちゃごちゃっとなって、わーってなって、縁を切るみたいなのはよくない。必ず分かる日が来る。んだけど、それでもやっぱり揉めるんだよねw


たぶん「みんないずれ老いる問題」とか「みんないずれ死ぬ問題」とかとおんなじで「親子の価値観合わない問題」は、ひとつの人生の課題なのようなものなのだろうな。つまり、必ず揉めるのだw


いいたいのは、揉めるし、理解してくれないし、一緒にいるとテンション下がるし、距離おきたいし、実際に距離置くんだわw。それでも縁は切ったらいけないよという話


おれはいつのまに、こんなジジィみたいなとこを言うヒトになってしまったのだろうか。。


【まとめ】
親へ。休学・中退という選択を信じてほしい
子へ。理念とか方向性は、決めなくてもいい
俺へ。じじぃみたいなことを言うんじゃない


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