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立つ鳥は跡を濁すべきか、濁さないべきか

とっても大切な人が卒業する。 と言っても、何のことはない。推しメンがグループを卒業するのだ。まあ、私にとっては一大事なのである。 その人は、卒業を発表してから、もう一段階、いや三段階くらいアクセルをさらに踏んだ気がする。 用意されたのは、ベストアルバムのリード曲。それにはMVもあると聞いて期待が膨らんだ。TV初披露は当たり前のように泣いた。MVが解禁されると、もうひと泣きできた。 卒業コンサート開催と発表された。グループの知名度からしたら、その箱はあまりにも小さくて、

    • エキナカの未来を構想する。エキナカから価値を創造する。

      少子高齢化が進んでいた。 テクノロジーが在宅勤務を可能にした。 欲しいものはその日のうちに手にすることができ、 家にいるだけで温かい食べ物が届くようになった。 エキナカを取り巻く未来は、たしかに厳しかった。 2020年は、象徴的で、衝撃的ではあったものの、 私たちが変わる必然性は、もっと前からあったのかもしれません。 エキナカは変わらなければいけない。 コンビニには、“便利さ”以外を。 飲食店には、“おいしさ”以外を。 ドリンクには、“潤い”以外を。 商業施設には、“楽し

      • 小さなことから。大崎から。

        働き方が変わって、この街が変わって。 時代が変わって、生きるための常識が変わって。 それでも、 駅員さんの使命は、変わりません。 ホームの安全を守り、 目的地までの切符を正しく販売する。 お客さまの乗り換えをサポートし、 働く人の朝を見守り続ける。 変わることが求められ始めた今だから、 変わらないことに価値が生まれるのかもしれません。 まずは自分にできることからはじめましょう。 小さなことから。大崎から。 新しい時代の駅のあり方を、 ぜひ一緒に創り上

        • まあるくなくても、りんごです。

          日本では、年間約70万トンものりんごが、 そして、その60%が青森県で作られています。 けれども、どれだけ丁寧に、愛情をこめて育てたとしても、 およそ12%のりんごたちが、生果としては流通できないと判定されます。 枝に触れてできてしまった傷、日の当たり方による色ムラ、 カタチだって小さすぎたり、まあるくなかったり。 私たちは、「加工用」と言われるこれらのりんごを、 「可能性のりんご」と呼ぶことにします。 「加工用に回しておいて」と何気なく使われていた言葉が、 「可能性

        立つ鳥は跡を濁すべきか、濁さないべきか

          47,000人の球児たち。

          バッターをのけぞらす インコースへのコントロール。 何度もチームを救った 4番打者のスリーベース。 磨き上げた右打ちに、 自らを犠牲とするバント、 一瞬でチャンスに変える盗塁は、 努力の賜物と言えるだろう。 野球のおもしろさは、 たしかに試合の中にある。 けれども、 人を感動させるのは、 君たちの2年半積み重ねた努力なんだと思う。 ポジションに付くはずの9人がいる。 ベンチから声を出すはずの11人がいて、 背番号をもらえずスタンドから 盛り上げるはずの部員たち

          47,000人の球児たち。