まあるくなくても、りんごです。
日本では、年間約70万トンものりんごが、
そして、その60%が青森県で作られています。
けれども、どれだけ丁寧に、愛情をこめて育てたとしても、
およそ12%のりんごたちが、生果としては流通できないと判定されます。
枝に触れてできてしまった傷、日の当たり方による色ムラ、
カタチだって小さすぎたり、まあるくなかったり。
私たちは、「加工用」と言われるこれらのりんごを、
「可能性のりんご」と呼ぶことにします。
「加工用に回しておいて」と何気なく使われていた言葉が、
「可能性を残しておいて」に変わるだけで、
青森県産のりんごの価値がグッと高まるような気がしませんか?
見た目が違っても、美味しさは変わらない。
まあるくなくても、りんごです。
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