立つ鳥は跡を濁すべきか、濁さないべきか

とっても大切な人が卒業する。

と言っても、何のことはない。推しメンがグループを卒業するのだ。まあ、私にとっては一大事なのである。

その人は、卒業を発表してから、もう一段階、いや三段階くらいアクセルをさらに踏んだ気がする。

用意されたのは、ベストアルバムのリード曲。それにはMVもあると聞いて期待が膨らんだ。TV初披露は当たり前のように泣いた。MVが解禁されると、もうひと泣きできた。

卒業コンサート開催と発表された。グループの知名度からしたら、その箱はあまりにも小さくて、絶対に行きたいと何年も思っていた推しの卒コンに行けない予感がしていた。予感は的中し、また泣いた。

ベストアルバム発売もあってか、卒業発表後の彼女は積極的にメディアに出ていた。TVだけではなく、グループの名が付くラジオ番組やネット配信など、出られるものには全部出ていた気がする。

ソロ曲もあった。歌は上手いと評判だったから、当然かもしれないし、期待も高かった。案の定、泣けた。泣いてばかりだ。

行きたくて仕方なかった卒コンは、2日間ネット配信で見た。リピート配信もあったので2日で4公演。当たり前のように、ずっと出ていた。卒コンのタイミングで初挑戦する楽曲がたくさんあった。すごい。すごいよ。震えた。

レギュラーのTV番組でも卒業記念回があった。彼女がやりたいことを詰め込んだらしい。本人は泣くほど笑っていたし、実際めちゃくちゃ面白かった。そして感動的だった。こういうのを考えさせても天才だなと思いながら泣いた。何度目だろう。

アルバムが発売になり、MVをフルサイズで見ることができた。彼女の10年間が凝縮されていた。当然、泣いた。

彼女は、最後の最後、旅立つ瞬間まで、爪跡を残しまくっている。

新しい挑戦はここに来て、さらに増している。関われる後輩には、言葉でも態度でもなく、一緒にいることで何かを伝えようとしている。支えてくれた関係者にはできうる限り直接感謝を述べていたし、仲間とは残された時間すべてを楽しんでいる。

努力と行動力。彼女にとってのこの2つは、いったいどこから湧いてくるのか。

その姿を見るだけで、勇気をもらっているのは本当だし、憧れ尊敬とはこのことだと思う。

ソロ曲のMVは、紫色の絨毯から一歩を踏み出すところで終わっていた。でも、その先に何があるかも絶対に見たい。

努力は、し続けるもの。

どっちかではなく、どっちもやる。

挑戦しないと、私じゃない。

限界だと思ってから、もうちょと行ける。

しれっとかっこいいこと言うから。やっぱりこれから先も一緒に歩きたい、と思わせてくれる人です。

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