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社会人を迎える前に知っておいて欲しい事(第三章)

前回は、第一印象の与える影響の大きさ、メリットについてを、お話ししました。
今回は、「どの様に自分の印象が相手に伝わるのか」について、心理学者の実験結果と共にお話致します。

皆さんは、相手の印象を何で判断していると思われますか。

相手の方の話の内容ですか? 見た目や仕草でしょうか?

それとも、、、、?

ここで、想像してみてください。
あなたの目の前で、口をヘの字に曲げて、涙を流しながら、
「楽しいね」と言っている方がいます。

あなたにその方が、どの様な印象に映ったでしょうか?
① 楽しそう ですか? ②悲しそう ですか?


恐らく、②悲しそう な印象を、あなたは受けたのではないでしょうか。


この様に、

視覚、聴覚、言語の「どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したもので、その割合が示されているものが、メラビアンの法則というものです。

メラビアンの法則は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念です。

人は見た目が9割といわれている根拠となるものでもあります。

メラビアンの法則によると、相手に与える印象の割合は
視覚情報55%
聴覚情報38%
言語情報 7%

との検証結果が出ています。

一番多くを占める視覚情報にはどのようなものがあるのかというと、
身だしなみ、表情、目線、態度、立ち居振る舞いなどがあります。

聴覚情報は、声の大きさ、高さ、話すスピード等があり、この視覚情報と聴覚情報を合わせると、93%を占め、相手に印象を与える際の要素の9割以上が、言葉の内容以外のものが占めていることがお分かりいただけるかと思います。
つまり、初対面に向け、いくら話の内容を詰めても、特に視覚情報、つまり、表情や身だしなみ等でマイナスなイメージを与えてしまったら、相手にはマイナスなイメージを強く与えてしまう可能性が高くなってしまいます。

言い換えると、視覚的にいい印象を与えることが出来れば、相手に対する第一印象が良くなり、それによるメリットを沢山得ることもできる様になるのです。

TPOに合った服装、身だしなみ
話の内容に合わせた表情
清潔感
適切な態度、立ち居振る舞い

これらを意識して、相手にいい印象を与え、その後の関係構築の効率化に是非繋げてみてください。

では具体的に、いい印象を視覚的に与えるために、どうしたら良いのでしょうか。

次回→いい印象に繋がる視覚情報とは、具体的に?

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