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就労移行支援事業所にて、主に発達障害の方々の就職へのサポートをしています。 経験から、…

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就労移行支援事業所にて、主に発達障害の方々の就職へのサポートをしています。 経験から、ご家族や職場の方々へのヒントとなる内容を発信していきます。 また、マインクラフトやレゴブロックを使ったワークショップを開催しています。

マガジン

  • 発達障害って言われたら?

    発達障害と診断された方に対する、就労に向けた情報をまとめています。

最近の記事

バイトもパートも一般就労!

就労移行支援とは「一般就労を目指す」ということは以前の記事でも紹介いたしました。 この一般就労ですが、雇用形態のことを指す言葉でありません。 正社員はもちろん、パート・アルバイトでも一般就労ということになります。 それでも当事者やそのご家族は、やっぱり「正社員」を希望されるケースが多いかと思います。 正社員のメリットって?・雇用期間の定めがない ・給料、賞与が多い 他にもたくさんありますが、よく言う「安定している」ってこんなイメージですよね。 もちろん、パート・アル

    • 金儲けの福祉サービス

      就労移行支援事業所をはじめ、福祉サービスの運営は様々な法人によって行われています。 社団法人やNPO法人など事業の公益性が求められる法人のほか、近年では営利法人である株式会社などの参入も珍しくはありません。 私自身、はじめはNPO法人、その後は株式会社の就労移行支援事業所で働いております。 ここでは、その法人の特徴や誤解を説明していきたいと思います。 あの事業所は金儲けに走っている!そんな言葉をよく聞きます。 とくに株式会社で働いている今、直接言われることはありませ

      • 就労移行を使うメリットって何なの?

        「就労移行支援」というキーワードで検索すると、事業所のサービス紹介のほか、実際に利用された方々の意見などを見ることができますよね。 中には「スタッフの対応が悪い」とか「通う意味がなかった」などネガティブな感想を見かけることもあるかと思います。 では就労移行支援を使うメリットとは何でしょうか? メリットや目的をきちんと理解した上で利用することが、利用者と事業者の双方にとって重要なことになります。 就労移行支援を使うメリット生活リズムの調整 職場や学校など、毎日決まった場

        • 就労移行支援を利用すると、どれくらいで就職できるの?

          前書き就労移行支援の利用を検討されている方の最大の関心事は、やはり「就職」ではないでしょうか? 今回は就職までの流れをお伝えしたいと思います。 ※あくまで一例です。その事業所の方針により異なる場合がございます。 就労移行支援の利用期間はどれくらい?利用期間は最大で2年間と定められています。 会社や学校と違い、新年度・新学期のような考え方をしないので、利用開始日から2年間と考えます。 ただし、この2年間とはのべ日数ではなく、期間のことを指しますので、 平日週5日通える

        バイトもパートも一般就労!

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        • 発達障害って言われたら?
          10本

        記事

          就労移行支援事業所ってどんな所?

          これから就労移行支援事業所利用しようか迷っている方に、どのようなサービス内容なのか、利用料金や就職後のサポートなど、気になる点をまとめていきたいと思います。 就労移行支援って何?簡単に言えば「一般企業への就職をサポートするところ」です。前回の記事で紹介した「福祉的就労」ではなく、「一般就労」を目指すためのサポートをしてくれる施設となります。 どんなことをするの?これは事業所によって大きく内容が異なりますが、PC講座や就活のための履歴書添削や面接指導などを行う事業所が多いよ

          就労移行支援事業所ってどんな所?

          就労系福祉サービスってどれが自分に合っているのか?

          就労系障害福祉サービスとは何のためにあるの?障害や難病を抱える方が、就労を目指すためのステップとして、または社会活動の場として「就労系障害福祉サービス」が利用可能です。 「就労系」と言うだけあり、「働く」ことに重点を置いた支援内容となっております。 事業所の方針にもよりますが、大まかに「一般就労を目指す」サービスと「福祉的就労に取り組む」サービスに分けることができます。 一般就労と福祉的就労の違いについては過去の記事をご覧ください 就労系障害福祉サービスの種類就労移行

          就労系福祉サービスってどれが自分に合っているのか?

          一般就労って普通に就職することではないの?

          一般就労という言葉の誤解福祉サービスの利用を検討されている方や、新卒の学生さん、またはハローワークなどから紹介された方と面談した際、多くの方が誤解されていることとして、「一般就労=普通の就職」という理解です。 何をもって「普通」とするかは人それぞれですが、面談される多くの方が「一般企業で正社員」のような就労形態を「一般就労」と誤解されています。 この誤解は「一般就労」の反対語を考えてみるとすぐに解けます。 一般就労の反対語は?「一般就労」の反対語はパート・アルバイトでも

          一般就労って普通に就職することではないの?

          障害者手帳のデメリットってあるの?

          前回の「障害者手帳を申請することに不安がある方へ」という記事の中で、簡単なメリット・デメリットを紹介しました。 今回は逆に「障害者手帳を取得しない場合」メリット・デメリットを 「就労」にフォーカスして、お伝えします。 メリット・一般求人が障害者求人よりも数が多く、理想の職場を見つけやすい。 ・様々な業務に関わることができる可能性がある。 デメリット・周囲に気を使って通院・服薬をしなくてはいけない。 ・職場で一般の方と同じパフォーマンス(勤務時間・精度・スピード・品質・能

          障害者手帳のデメリットってあるの?

          障害者手帳を申請することに不安がある人へ

          私が働いている「就労移行支援事業所」という場所は、様々な障害をお持ちの方が通っています。 障害者=障害者手帳を持っている人。という訳ではないのですが、一般的にはそう認識されています。 では障害者手帳とはどうやって入手するのでしょう? 例えば事故などで後遺症が残り、日常生活に支障をきたした時、自動で交付されるなんてことはありません。主治医に診断書をもらい、自分で役所に申請しなくてはいけません。 発達障害の場合は精神障害者手帳になるのですが、こちらも同様に自分で申請する必

          障害者手帳を申請することに不安がある人へ

          発達障害と診断されたら?

          ご自身(またはご家族)が、発達障害と診断されたら? 「まさか自分が!?」と、とてもショックを受けることと思います。 これから先の未来に霧がかかったような不安だったり、「障害者」という言葉が重くのしかかってきます。 それとは別に、これまでの「上手くいかなかった経験」にも原因があったのだと、どこか納得される方もいらっしゃいます。 私はこれまで、就労移行支援事業所で主に「発達障害」と診断された方の就労をサポートする仕事をしてきました。 多くの方が、今も職場で頑張って働いて

          発達障害と診断されたら?