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ゾンダー

当分カメラだけじゃなくレンズも買わんかなあと思っていたんだけど、たまたま何かのきっかけで目にしてポチポチやってたらええんちゃうかなって思ってしまって即決で手に入れてしまったマクロレンズ。

Makro-Planarってどんなんかなあって調べていて、前身のレンズが S-Planarってことを知った。
AEG のちょい古の重たいレンズらしくて、でも写りはとってもいい等倍マクロ。

S-Planar 60mm F2.8 には前期型・中期型・後期型があるそうで、前期型が凝った作りで人気だとか。
情報はそれほど多くはなくて、ヤフオクでもかなり手ごろなプライスで即決できるやつが出てて、画像見るときっとこれは前期型だろうってことであっさり落札。

状態のいいレンズが届いたので、さっそく Z6 で試し撮り。

いきなり引きこまれた。マクロレンズがはじめてってわけじゃなかったんだけど、これはよい、と思った。
いつものように、ただ、何となく。

この時はよく晴れた昼休みでめっちゃ光があったので絞って撮れた。それでもピントはなかなか難しい。体も止まらないし。

なので弱気にちょい引いてみたりして。

それでも庭で咲いてるビオラがより愛おしくなる写りだった。

条件がよかったのかもしれないけれど、いい買い物をしたとニヤニヤしてしまった。

S-Planar の S はドイツ語の Sonder の S らしい。Sonder とは特別なという意味なんだって。ゾンダー。
かっちょいいではないか。

Carl Zeiss のレンズはちょこっと持っているけれど、AEG は2本目。
Planar 1.4/85 は所有しているレンズの中でも上位のお気に入り。

コシナ製との違いは手裏剣ボケになるかどうかくらいしかわからんけど、Lens made in West Germany と刻まれた古いドイツ製は何とも言えんよい雰囲気というか、貫禄を漂わせている。

今日は日が当たらなくなってからの庭で撮ったので光が足りず、ISO400 にして、かつ開放で花とか実を狙ってみた。
ピントがシビアでオレの腕ではなかなか難しかった。

難しいけれどもひざまずいて赤い実を撮って、おおおってなりながら楽しいひとときだった。

重くなければ普段使いしたいというコメントも見たけれど、確かに首からぶら下げて歩き回るにはちと厳しいかもしれない。
でも Planar 1.4/85 とサイズ的にはたいして差はないし、これなら少々重たくても使いたいって思えそうな気がする。

こういうのを使うときに Z6 はめっちゃいい。EVF が見やすくて拡大像でピント合わせることができる。
それでも四苦八苦するんだけどね。

さすが Carl Zeiss やなあって思っていいよね。
ピント面はシャープでボケが美しい、と思う。あんまりよくわからんけど。

それにしても、マクロレンズだと F2.8 でもシビアやなあ。
そして、よくボケる。

絞れる状況だと SIGMA fp でも撮ってみたいね。
液晶画面が見えづらいと厳しいけど。

このススキを撮って、ますますいいなと思った。

続いて撮ったドウダンツツジの葉も。

ファインダーを覗いて、驚きが体験できるとうれしい。
それを求めて撮っている。

このレンズも幸せをもたらしてくれるぞ、マジで。

ただの思い込みかもしれないけれど、Carl Zeiss やから。

たいへんよいじゃあないですか。

こういうのに出会えると、レンズは買ってもええよな、と思う。

近づいてほらもっともっと近づいて見える世界が違うレンズで

Carl Zeiss S-Planar 60mm F2.8 / Nikon Z6

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