娘の読書感想文に驚いた
(2011年11月)
すばらしい。小学3年生のウチの娘の感想文である。なんていう本かと思ったら、国語の教科書に載っている作品で、国語の時間に書いたのだという(「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ作・光村図書)。ボクも作品を読んでみた。ますます娘の感想文がすばらしいと思った。
どこがすばらしいって、まず着眼点。それに沿った一貫性、しかも無駄がない。
構成でいうと、書き出しと書き終わりの切れ味。
作品の中身と自分の日常を絡めて、最後に震災を持ってくるおませさ。
昨日、学校から先生の花丸マーク付きで持ち帰ってきた。ボクが「花丸、すごいね」と言ったら、娘は「みんな、花丸だよ」と答えた。
同時に「個人面談の希望日時調査」の紙も手渡された。その紙の最後に(担任にお聞きになりたいこと)という欄があった。
そこにボクは次のように書いてみようと思う。
娘が嫌がるのはわかっている。いつものことだ。ボクがそう書いても、娘はきっと消しゴムで消すに違いない。
でも、先生に聞いてみたい。娘が消しても、個人面談のとき聞いてみる。
※ 娘の文章には漢字の送り仮名や改行の仕方に不自然さはあるが、そんなことはどうだっていい。それを手直ししてやっても、良い文章が書けるようにはならない。
「書くこと=考えること」だから、そんなことに口出ししたら、考えるのを邪魔するだけなんだよ。そんなものは放置すればいいの。放っておけば、そのうちできるようになるさ。
◇ ◇ ◇
〜 読書は大事、だけど感想文は要らない 〜
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