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ドバイで高級ホテルをハシゴする

 ドバイは、砂漠の中に巨大な建造物を次々と建てた、ちょっと変わった町。海岸には巨大な人工島が並ぶ。そのやることのスケールのデカさ・派手さ・大胆さは、すごいとも思うし、どうかしちゃってるようにも思う。
 2008年冬(12/23~12/28)にドバイに行って、高級ホテルの最安ルームに1泊ずつ、5つのホテルをハシゴした。毎日引っ越ししていたわけだが、設計業に携わっている妻にとっては、半分趣味で半分仕事だったということだ。


運河に面した街 InterContinental

 今回の旅行のテーマは、高級ホテル泊まり歩き。ホテルに1泊ずつしながら、毎日せわしく移動していました。
 1泊目は、インターコンチネンタル・ホテル。夜ドバイに着いて、まぁ寝るだけだからと、価格優先でチョイスした。

 フェスティバル・シティーという新しい街で、運河に面してショッピングモールとヨットハーバーとホテルがある。ショッピングセンターは一部オープンしているが、店舗が未入居の部分も多く、さらに拡大する予定で工事中。要するにまだ未完成のエリアで、だからホテル代が安かったのかもしれない。でも新しくて、空港からも、旧市街地にも近くて、お買い得だと思いました。

砂漠リゾート Jumeirah Bab Al Shams

 ドバイ2泊目は、砂漠の中のホテル。ドバイ市街地からタクシーで内陸に向かって40分ほどのところにある。ドバイの伝統的な住居を模したコテージタイプのリゾートホテルで、砂漠の中なのにエアコンもプールもある。

 冬のこの時期でも、昼間は十分に暑くなって、プールで泳ぐのにちょうどいい。アウトドアのレストランは、滅多に雨が降らない砂漠ならではの仕様で、夜は涼しくて快適。
 ところで、プールに張るほどの水をどこから持ってきているんだろう? 地面を掘って出てくるのは、水なのか石油なのか?

水のテーマパーク Atlantis The Palm

 ドバイ3泊目は、アトランティス・ザ・パーム。椰子の木の形をした人工の半島の突端にある。
 このホテル、貝殻や波のモチーフで統一されていて、ホテル全体が人魚姫のお城のよう。水族館とウォーター・パークを併設していて、水遊びには事欠かない。(宿泊客以外も有料で利用可)

 大きな水槽では色とりどり、大小様々な魚が泳ぎ回る。マンタ、ナポレオンフィッシュ、サメなど。
 ウォーター・パークの流れるプールは、所々でラフティングのように急流を流れ落ちる。ウォーター・スライダーは大人用・子供用様々あるが、ピラミッドの頂上からほぼ垂直に落ちるものは絶叫必死。
 宿泊客は家族連れが多くて、とても賑やか。今回泊まったホテルの中で、娘が選んだ No.1 ホテル。

古城ホテル Al Qasr Madinat Jumeirah

 ドバイ4泊目は、アル・カスル・マディナ・ジュメイラ。 アラブ伝統の城を模したホテル。広大な敷地に趣の異なる5つのホテル(昔風3つと今風2つ)があって、運河で結ばれている。

 右上写真に見えるのは、お隣にあるバージ・アル・アラブ。料金があまりに高いので、お泊りは文句なしにパス。敷地内にウォーター・パークもあって、やっぱりここもアミューズメント・パークといった趣。

センス抜群! The Address

 ドバイ最後(5泊目)のホテルは、ジ・アドレス。妙な名前ですが、エミレイツ航空系列のホテルです。
 この一角も工事中ですが、ホテルの目の前に、完成すれば世界一の高さになるバージュ・ドバイがそびえます。その間に運河が造られる予定で、完成すれば運河をはさんで2つのビルが向き合う形になります。

 運河にかかる橋の両側では、ショッピング・モールが一部オープンしています。
 出来たところから順次オープンするのがドバイ流。一部を売って、手にした資金で次を造るというやり方(自転車操業?)なんだろう。ということは、金融危機の影響で資金が引いてしまった今、残りが完成するのはいつになるのやら(?)。

 さて、このホテル、センスが抜群です。

 ホテルの至るところにオブジェ(左上)が置かれ、トイレ(左下)はいちいちデザインが異なる。
 ただ、ボクらが最初に通された部屋(右上)は、キーカードが反応せず、テレビも映らなかった。いかにもオープンしたてらしいが、そしたらお詫びにと、上のグレードの部屋(右下)に変えてくれた。ここが、今回泊まったホテルの中で、ボクのお気に入り No.1 のホテルです。

〈付記〉

ドバイに決めた

 ドバイは、砂漠の中に巨大な建造物を次々と建てた、ちょっと変わった町。海岸には巨大な人工島が並ぶ。
 そのやることのスケールのデカさ・派手さ・大胆さは、すごいとも思うし、どうかしちゃってるようにも思う。石油で潤った王族たちがリードしてきたのだが、要するにあれもこれも石油のおかげってことなのだろう。
 でも、最近の金融不安の中でかなりピンチになってるというニュースも聞く。とりあえず年末に、いっぺん行ってみることにしました。

 帰り道にイスタンブールにも寄ってきます。1泊だけですが、旧市街は一通り歩いてこれそうです。
 でもねぇ、1つ気がかりなことが。。。実は、行きの飛行機がバンコク経由なんですよね。乗り継ぐだけの予定なんですが、空港が閉鎖されちゃってたら乗り継げません。ボクが出発するときまでには元に戻るんじゃないかと思っていますが、バンコク経由は避けるべきだったかなぁ。

ドバイに失業者はいない?

 2008.12.22に成田を発って、バンコクを経由して、ドバイに着きました。飛行機ではエコノミー・クラスのフルフラット・シート(横4席独占)でぐっすり眠ってきたので、おめめパッチリ。
 バンコク空港では乗り継ぎ時間が3時間ほどあったが、退屈しなかった。足マッサージ1時間(600B)やって、ドリアン・アイス(106B)食べてたから。(1B=¥2.61)

 さて、バンコクからドバイに向かう飛行機の中に置いてあった「朝日新聞の海外版」の1面トップ記事より。見出しは「ドバイのクレーンが止まった」。(日本の朝日新聞と同じかどうだかは知らんが)
 その記事の中に「ドバイに失業者はいない」という一文があった。「海外からの出稼ぎ労働者は失業すると、1ヵ月後に滞在許可が切れて、出国せざるを得なくなる」からだとか。
 世界的な金融危機は、ドバイにも大きな影響を与えているらしい。まさに「砂上の楼閣」だったということか。ここドバイでは冬のこの時期がトップ・シーズンのはずなのに、ホテル代は概ね正規料金の半額程度。
 これから高級ホテルの最安ルームに1泊ずつ、5つのホテルをハシゴします。

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