見出し画像

縄文杉に会いに行く道のり

はじめにヤクスギランドへ

 早朝に羽田を発って、鹿児島空港を経由して、昼頃に屋久島に到着して、早速モーターバイクを借りて「ヤクスギランド」に行ってきた。
 時間・体力に応じていくつかのコースがある中で、長めの150分コースに挑む。他のコースにも入り込んだりしながら120分でクリアして、調子に乗って「よし、明日は10時間コースにチャレンジしよう」と考えているところ。

左:大きく上に伸びる立派な木  右上:根元にぽっかり穴が開く
            左下:ひっくり返って根っこが剥き出し

 今日は森の中コース、明日は山道コースという感じだろうか。明後日は雨っぽいので、明日のうちに動いた方が良いんだろうな。10時間はきつそうだけど、やってみるかぁ、と。
 ただし、条件がある。遅くとも5時起き・・・無理かも。

縄文杉に会いに行く道のり

 縄文杉という名称は、屋久杉の中の大きくて古いものの総称かと思っていた。それは、最も古いとされている1本の杉の木の名前だった。
 縄文杉に会いに行く道のりは朝5時台のバスに乗り込むことから始まる。登山口に到着したのがちょうど6時で、すぐに歩き始めた。
 まずはトロッコ道を進む。かつて屋久杉を切り出していた時代に使われていたものだ。トロッコ道は歩きやすくて、所要2:30(観光パンフレットに載っている時間)のところを2:00で踏破(実際に私が歩くのにかかった時間)した。
 そこから山道に入る。山道を所要2:00のところ1:30で踏破して、9時半に縄文杉に到着した。屋久島に大きくて古い杉の木はたくさんあるが、縄文杉は大きさのみならず、風格が違う。

左:縄文杉   右上:木のうろ(樹洞)に入って上を見上げた。
       右下:延々と続くトロッコ道。下に沢、上に山桜。

 さて、そこで気がついた。このまま下山すると、正午頃には登山口に着いてしまう。帰りのバスは午後3時以降だから、時間を持て余してしまう。そこで、そこにいた若いお兄ちゃん2人と相談して、下山途中から別ルートを進み、白谷雲水峡の方から下山することにした。

白谷雲水峡を通って下山する

 30分ほどそこにいて、10時に下山開始。ここからさらにペースが上がる。トロッコ道まで降りるのに所要1:30のところを1:00で踏破。トロッコ道を少し進んで途中からまた山道に入り、白谷雲水峡の最奥にある太鼓岩まで所要2:20のところを1:30で踏破。太鼓岩に到着したのが12時半で5分ほど景色を見て、再び下山。そこから白谷雲水峡入口まで所要2:05のところを1:15で踏破した。

左:太鼓岩からの眺め  右:女神杉はその名の通り、なんだか艶かしい。

 朝6時に歩き始めて午後2時前(13:50)に予定とは違う場所でゴールしたというわけだ。コースをご存知の方ならきっと呆れることだろう。まったくアホなペースだ。お兄ちゃんのうちの1人は割とへっちゃらな顔をしていたが、もう1人のお兄ちゃんと私はヘロヘロのパンパン。ちょっとした私の自慢である。

※ 改めて計算してみると、ガイドブックに休憩・見学時間を除いて所要時間10:25と書いてあるコースを、休憩・見学を含めて7:50で回ったわけだ。かなり無茶をした。
 実は白谷雲水峡入口からお兄ちゃんの1人のレンタカーに乗せてもらうということで話が進んで、その車を返却する時刻に間に合わせるために早足で歩いたという裏事情がありました。
 ちなみに、3人ともガイドさんをつけていなかったから成り立った話です。あのペースにはガイドさんもついて来れそうにないから。

◇      ◇      ◇

〜 縄文杉に会いに行く道のり 〜
▷ 縄文杉に会いに行く道のり
屋久島の滝、3選    
▷ 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?