野菜のせいで肉を残す

増やそうか迷っていたくらい肉をたくさん食べたかったのに、なんと肉を残した。最初の量すら食べられなかった。

恐ろしい。

大好きなしゃぶ葉に行った。
しゃぶしゃぶ食べ放題のお店だが、ケチなのでいつもお肉は３皿限定でそのほか野菜とかご飯は好きなだけ取れるプラン。

３皿と言っても、お肉はすごく薄いので一皿一口と考えていい。

しゃぶしゃぶは肉より野菜派な私は、いつもはこのコースで十分満足なのだが、物価高による肉類などの支出を抑え、安いレトルトハンバーグなどの嘘肉類か、缶詰でタンパク質を摂取し節約していたため、フレッシュな肉がとても恋しく、今日は奮発しちゃおうか、極限まで悩んだ。

それでも22年のケチ魂の決意は固く、一番安いコースに結局落ち着いた。

しかし、やっぱりどうしてもお肉をひたすら食べたいと思い、注文後、店員さんを追いかけた。店員さんが早歩きだったおかげで、声を掛けれず、結局安いコースでスタートした。

序盤野菜を食べているときは、まだ肉が恋しかった。

とりあえず野菜をかきこんで肉のことを忘れようと、無我夢中で野菜を飲むように食べた。

しゃぶしゃぶバイキング醍醐味のさまざまなつけダレも対して堪能することなく、ひたすらポン酢かごまだれでシンプルに食べた。味わうというより腹と欲求を満たすため。

肉に全く手をつけず野菜を一心不乱に口に入れ、お代わりの野菜を取りに行こうと、一旦箸を置くと、自分がまあまあお腹いっぱいになっていることにやっと気づけた。

それでも、肉はご褒美なのでまだ野菜をかき込んだ。

米やうどんも入れた。

気づいたらもうお腹いっぱいだった。

慌てて肉をゆがいた。

１皿目の肉を食べたところで既にかなり限界だった。

少し休憩して２皿目を食べたが、食べたくて食べるというより勿体無いから口に入れる感じ。

そして、最後の皿は湯がいてしばらく放置した後、口も脳も胃も受付体制じゃないけど無理矢理入れ込んで食べたが、最後少し残した。

食べ物がたとえ都会の安いカフェチェーンの玄関マットに落ちても拾って食べれるくらいケチで卑しい私が、肉を残した。

好きなものは取っておきすぎるので、大体いつもこうなる。

好きなものは最初に食べる、やる。

ステーキ食べる時も副菜からじゃなくて、ステーキから食べよう。
ベジファーストより、自分の気持ちファーストで心豊かに食事をしたい。