「女優」という言葉
(久々にnote再開してみようと思います)
ある雑誌で、「女性の俳優」という表現を見かけた。
ジェンダーに配慮のある人であるのは、そこに書かれた文章全体から伝わった。
意図はわかる。
ジェンダーへの配慮自体は、とても素敵なことだと思う。
でも私には、違和感…というか、寂しさが過った。
「女優」という言葉には、特有のパワーがある。
「女優」は、キラキラしている。輝いている。
今「女優」を目指している人は、(もちろん全員ではないと思うけれど)「女優」に憧れているのではないか。「女優」になりたいのではないか。
「職業、女優です」と言いたいのではないだろうか。
「女優」という言葉の持つパワーは、とても「女性の俳優」では表せないと思った。「女性の俳優」という言葉は代替品でしかなくて、本物にはなれない。
「女優」という、SSRのカードのような強さや煌めきが、消えてなくなったり、失われていくかもしれないのが、ただ悲しい。
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