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あ、ちょっと疲れたのかな?

24時間365日、戦うつもりで生きている。

それでもスペックが思うように上がらないとか、体力面で厳しいとか、そう言う事は少なくない。時には、酒の一つも煽りたい気持ちの時もある。心身の不調と言うのを自覚する時、少し自分が疲れているんだなと判断する。この判断ができるようになった分だけ、昔と比べれば僕も大人になったと思う。

そう言う自分自身のメンタルがあるので、僕が苦手と思っているのは若者の教育だ。自分と同じタイプだと引き込み過ぎてしまう。自分と違うタイプだと指導が噛み合わない。ストイックと言うのが難しい塩梅だ。

手技習得において自分の中でルールがある。一回でも言われた事を二回目言われないようにすること。見た事ある手技は唐突に振られてもできるようにしておくこと。他の医者が手技をやっている時に一つでも自分より良いところがあれば盗むこと。

これは誰かに言われたことではない。自分の中で紆余曲折経て習得してきたルールだ。だから、正しいのか間違っているのか偏っているのか分からない。でも、僕と同じ道を進むと言うなら、自分の全てを継承するとするなら、この方法しか伝授できない。

臨床医としての手が空いていれば、他の方法で準備をしたり根回ししたりで面倒を見てやれると思うけど、現在の手の空かなさだと無理だ。少なくとも僕の持つ時間でレクチャー的なベッドサイドから離れて費やすべき物はない。

あれやこれや綺麗事は言うけど、結局のところ、最後頼れるのは自分しかいないのだ。

しんどい中で発揮できる力が本当の実力。五味さんも言ってたのー。

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