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ワクチン接種後、コロナ後遺症のような症状が長引き、治療して改善した話 #1
おことわり:
あくまで以下は私の症状に対する記録ですので、医師の指示のもと治療を進められることをお勧めします。ただし、心因性の診断等、医師の指示をそのまま鵜呑みにすると危ないケースもあり、それは後述します。
1. 症状
2021年8月にモデルナワクチン接種後、体調不良になりました。
具体的には下記。
・倦怠感 (日中寝込んでしまう)
・気分の落ち込み
・なかなか寝付けない、眠りが浅い
・微熱 (平熱に下がらない 36.8~37.0℃)
・思考力低下(ブレインフォグ)
2. 診察と治療の方針
まず何科を受診するか?
先述の症状が継続し、ワクチン接種後の副反応から回復できなかったため、少なくともワクチンが影響しているのだろうと考えましたが、何科が良いかを考えた結果、コロナに詳しい方に診ていただくのがベストと考え、コロナ後遺症外来をオンラインで受診しました。(とても通院できる体力がなかったので…)
(※11/8 下記ツイート追加掲載。下記一覧以外にも増えていると思います。)
なので、ワクチン接種後の体調不良で診断がつかずお困りの方は、コロナ後遺症外来を受診し相談するのが早道と思います。(自分もそうしました)
— おもち (@omochixyzw) October 21, 2021
下記に一覧がまとまっています。https://t.co/l1LdBtHAFS
もっと窓口が増えてほしいですよね💦
治療の大方針
大まかには平畑先生の下記のツイートの通りです。過去の無症状感染の症状憎悪という仮定のもと、コロナ後遺症と同様の治療を受けました。
#ワクチン後遺症 とされる方々も、無症候感染からのワクチンを契機とした症状増悪の可能性が十分にありうる感じで、判断が難しいなと思っています。
— 平畑光一 (@k_hirahata) October 14, 2021
とりあえずやることは同じなので、#コロナ後遺症 と同じ治療をしています。気になる方はN蛋白のIgG抗体をお勧めしています。保険がきかないので
コロナ後遺症では、大病院を転々として検査しまくって何も異常がなく心因性と判断されるケースをtwitter上で見ることが極めて多いですが、ME/CFSの傾向上、それは大変危険との見解も出ています。
ワクチン副反応の長期化に対しても、医師の理解を得られない等、同様の現象を繰り返している世間の兆候が顕在化しており、注意が必要です。
(11/9追記)
コロナ後遺症外来を謳っていても、ろくに診察せずに心因性で片付けてしまう病院もあるようです。
(12/21追記)
コロナ後遺症外来を謳い、かつ、有名な大病院でも心因性で片付けてしまう病院もあるようです。特に精神系を専門とするところは要注意の模様。慢性疲労症候群の知見の無い医師が未だにいるようです。
ワクチン後にコロナ後遺症様の症状になったケース(無症状感染からのワクチンを契機とした後遺症発症を疑っています)、海外の情報をあまり見かけないように思うのですが、実は結構出てるんですかね…?
— 平畑光一 (@k_hirahata) October 28, 2021
はい、出てるのではないかと思います。コロナ後遺症の方と同様に、理不尽な扱いを受けている方が大勢おられます。
— おもち (@omochixyzw) October 28, 2021
自分は平畑先生に診ていただけてますが、辿り着けずに困っている方も相当多いと思います。https://t.co/650O78UGdo
これはコロナ後遺症なんかじゃない!ワクチンのせいだ!と言いたいのはやまやまですが、それを調べるにしても、まず回復しないとどうにもならないよね(体力的にも、経済的にも)、と考え、残せる記録は残しつつも、回復に専念することにしました。診断書もいただき、休職することにしました。
3. 治療内容
私の場合は、まず、下記4つでした。
①コロナ後遺症外来から処方された、漢方および胃酸を抑制する薬の服用
②耳鼻科でのEAT(Bスポット)療法←コロナ後遺症外来から指示に従う
③生活療法(ME/CFSのペーシング)←コロナ後遺症外来から指示に従う
④自宅での鼻うがい←コロナ後遺症外来からの指示に従う
①の漢方薬は、証にあったものを服用することが肝要と思います。
舌診と症状の問診を基に処方していただきました。
ネットで自費購入するよりも、保険診療で処方していただれば、費用負担も軽減されます。また、コロナ後遺症の症状として、胃酸逆流が悪さをするとのことで、胃酸を抑制するお薬を処方されました。
オンラインで受診しても、最寄りの薬局で受け取れたり、自宅まで配送してくれるサービスがあります。
②のBスポット療法開始にあたっては、後遺症外来の指示に従い、コロナ感染のリスクを考慮し念のため2週間待機後に耳鼻科を受診し開始しました。
その耳鼻科において、Bスポット療法開始前に下記検査を実施しました。
・N蛋白抗体検査(過去の感染履歴)→陰性(過去半年※以内の感染はない模様)
・血液検査→亜鉛が欠乏、甲状腺異常は無し
・内視鏡での上咽頭炎症の確認→ひどい炎症あり(ついでにEAT治療実施)
上記結果から、治療内容として
⑤亜鉛補給のお薬服用
が追加されました。
※ただし、亜鉛を過剰摂取すると銅が減少するため、2か月毎に血液検査しながら様子を見る方針とのこと。
(11/11追記)
※N蛋白抗体検査における「半年」の根拠:ソース
(東京品川病院 総合健診センターの資料から)
ただし、平畑先生のツイートから、感染後1年半経過後でもN蛋白陽性になるケースはあるようです。(下記)
#新型コロナ(疑い)発症から1年半たったあと、N蛋白のIgG抗体が陽性、S蛋白のIgG抗体が陰性の方がいらっしゃいました。
— 平畑光一 (@k_hirahata) November 10, 2021
かかったかどうか確認するときは、やはり両方測る方がいいのかもしれませんね。ちょっと値段が張ってしまいますが…。
(11/11追記 ここまで)
③④については、別記事にて説明します。
加えて、さらなる症状改善のため、私なりに調べて、下記を実践しました
⑥サプリメントの補給(ナイアシン、TMG)
⑦置き鍼
⑧低血糖の防止(1日3食、なんでもいいから食べる)
⑨マグネシウムの補給(エプソムソルト)
⑩こまめに水を多めに飲む(1000~2000ml/日)
これらも詳細は別記事にて説明します。
(11/14追記)
注意
※⑥について。接種後、高血圧症状が出ている方はナイアシン服用は避けたほうが良いと思われます。
詳細は下記:
https://mariyaclinic.com/nutrition/niacin/
(11/28追記)
⑨⑩を追加。
4. 経過
下記のように段階的に改善し、動けるようになってきました。
(大まかですみませんが…)
倦怠感の推移
毎日、日中寝込みがち
↓
EAT(自転車通院)翌日は寝込みがち
↓
EAT(自転車通院)翌日は朝遅起きだけど安静にしてれば日中寝込まない
↓
EAT(自転車通院)翌日も早起きできて、安静にしてれば日中寝込まない
↓
週1回、ゆ〜〜っくり歩く散歩(10分)の翌日は朝遅起きで、日中寝込まない
↓
週2回、20分程度の自転車+20分程度の散歩をしても翌日は朝早起きでき、日中寝込まない
脳疲労の推移
会社に1通メールを送っただけで、翌日寝込む。
気分の落ち込みも激しい。
頭がうまく回らない(ブレインフォグが酷い)。
↓
会社と複数のメールをしても翌日寝込まない。
気分も安定。
思考力も戻ってきて、noteやtwitterで具体的に発信できる。
上咽頭の炎症の推移
腫れが酷く、出血も多い
↓ (EAT治療を週2回、計10回程度実施)
腫れが収まり、出血も少ない
5. まとめ
長期化したワクチンの副反応に対し、コロナ後遺症と同様の治療法で改善でき、克服しつつあります。いきなり情報過多でも疲れてしまうと思いますので、まずは一番重要な、治療の大方針とその後の経過に絞って記事を書きました。治療法の各論については後日掲載予定です。
(追記)続きの記事を投稿しました。こちらです↓
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