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ばーちゃん、大好きだよ。

みなさまお疲れ様です。
エアコンは、ドライで決まりなおもちたろうです。
カラッとしたあの感じ、最高じゃないですか。冷えには注意です。

閑話休題。

さて、1ヶ月チャレンジ第9日目。「最近泣いたこと」ですね。

これは、昨年ばーちゃんが亡くなった時ですね。

私はばーちゃんの初孫だったこともあり、特に可愛がってもらった記憶があります。
小さい頃から一緒に海や山に行ったり、買い物に行ったりと思い出はたくさんありました。

ただ、遠方だったため、会う機会は少なかったです。
ふと、目を閉じると、会うたびに嬉しそうな顔をするばーちゃんがまぶたの裏に今でも浮かんできます。

そんなばーちゃんはみかん畑をやっていて、嬉しそうに「たろう、食べるかい?」ってみかんを剥いてくれたんですよね。

実は俺は小さい頃からみかんが苦手で、今でも食べれないんです。

だけど、俺、ばーちゃんっ子だったから、絶対ばーちゃんを悲しませたくないって思って、無理やり口の中にみかんを放り込んだのね。

まぁ、結果は大惨事。でもそこは意地張って
「美味じい“よ“ ぉ“」って言いながら、泣くわ吐くわの表現の大渋滞。

ばーちゃん「ごめんね。たろうはみかん苦手だったんだね。」

苦手どころじゃないんだなぁ〜匂いすらダメなんだなぁ〜

そしてばーちゃんは、「頑張ろうとしてくれたのは嬉しかったよ。」って言いながら頭を撫でて、口元拭いてくれたのをよく覚えてます。

それで申し訳なさからまた泣き出す私。あんときはごめんよ、ばーちゃん。

時は流れ、私が社会人になった頃には、ばーちゃんも施設に入り、認知症になり、どんどん体が弱くなっていきました。

どんどん忘れていく中でもね、息子である父のことと、初孫の俺のことだけは、最後まで覚えててくれたね。

「たろう・・・かい?」

最後に施設に面会に行った時に、そう言われた時は涙が止まらなかったよ。

亡くなったと聞いた時も、穏やかに眠るようだったと聞いて安心したよ。
苦しまなくて、本当に良かった。
ただ、ばーちゃんの最期に立ち会えなかったのが心残りだった。

葬儀も身近な人たちだけですませた。
俺は目を潤ませながら、ばーちゃんが眠る棺に手紙を入れた。

「ばーちゃん、ありがとう。ずーっとずっと大好きだよ。」ってね。

ばーちゃん、どうか安らかに。そして、俺らのこと空から見守っててね。

俺なりに精一杯生きるよ。

おわりです。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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