質問に答えられないおじさんたち
社会人になって、曖昧な聞き方はしてはいけないとか、他人に聞くときには自分の意見を伝えるのがマナーとか、色々と教わった。
しかし、実際にはそのような聞き方をしたとて、質問に答えられないおじさんが多すぎると思っている。
たとえば、
〜〜という懸念があるので対応策としてa案とb案が考えられますが、私は△△という理由からa案がよいと思いますがいかがでしょうか?
という質問をしたとしよう。
おじさんはこう答えた。
〜〜というのは、過去に××という問題があって、そのときは俺は係長だったんだが、その時は本当に大変だった。ほんとあの時はどうなるかと思ったね。
は?話聞いてました?
と思うのは私だけだろうか。
これは1人や2人の話ではなく、これまで接してきた数十人のおじさんと話をする中で頻繁にあった出来事である。
私にはわからない。
意味が分からなくて逃げているのか、決断したくなくて逃げているのか、マウントを取りたいだけなのか。
いずれにしても仕事を進めるという、おじさんと私の唯一の共通目標を達成する方向に進んでないことだけは明白だろう。
邪魔してやりたい、とか思われてるならそれはそれで理屈があるのでまだ意味はわかる。
けど、大抵のおじさんはそこまで私に興味はない。
なぜおじさんは質問に答えられないのか。
私とおじさんの戦いは続く。
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