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さよならファストファッション。

※ファストファッションを否定する記事ではありません

社会人になってからの自分のファッション史を振り返ってみると、入社当初はオフィスカジュアルの代表格を目指してユナイテッドア〇ーズやアーバン〇サーチといった、それなりの給料で買えるそれなりの服を好んで買っていた。

数年が経ち、世間の流行りがニュアンス系、ゆるかわ系、プチプラでおしゃれ☆となり、ファストファッションを着こなすインスタグラマー達がもてはやされるようになり、私もそのまま多数のインスタグラマーをフォローするようになった。

シンプルにゆるっと着こなす系のおしゃれはサイズ感が重要で、背の低い自分にはサイズ展開が豊富で裾詰めも簡単にできるユニクロやGUが合っており、好んで購入した。

しかし、安さゆえに購入に悩んだら「このくらいの価格ならとりあえず買っておくか」「2色買いしよう」「飽きたら売るか捨てればよい」と考えるようになり、服のサイクルが早くなってしまった。

単価は安いはずなのに、いつの間にかそれなりに服のコストがかかっていていわゆる「安物買いの銭失い」の状態になった。

このサイクル、そろそろ抜け出したいな・・・自分に合うファッションとはなんだろうか、毎日「誰かと同じ服かもしれない、今日はこの服で大丈夫か」と悩むのも嫌になってきたころ、Twitterでスイスイさんの記事を見つけた。

衝撃だった。これだ!と何か自分の中で熱いものを感じた。

そこから早速「東京 ヴィンテージショップ」でGoogle検索。今まで全く気に留めてこなかったが、毎月通っているネイルのお店がある代官山にはヴィンテージショップが多数存在することを初めて知った。

最初はなかなか勇気が出なかったが、ネイルの日にヴィンテージショップ散策をすることに。

初めて入ったヴィンテージショップはvinivini luxe

久々に服やバッグに強くときめいた。黒のGUCCIのショルダーバッグを購入。初めて自分のお金でハイブランドの鞄を手に入れた。

以前はハイブランドの何が良いのかわからなかったが、今は惹かれる人の気持ちがわかる。

長く愛されるものは良い。長く愛される理由がある。

苦手だった店員さんとの会話も、なぜかヴィンテージショップの店員さんなら自然と会話をすることができた。毎月必ずネイルのついでに訪れては服やバッグを購入しているので、店員さんも覚えてくれるようになった。

まさか自分にこんな日が来るとは思ってもみなかったが、自分が心から良いと思える服、長く使いたいと思えるバッグや靴、話の弾む店員さんたちと出会うことができて、大人になれたような気がしている。

そして心惹かれなくなってしまったファストファッションの服はせっせと断捨離しているところである。スイスイさんのようにすべてをいきなり捨てることはできていないが、まずは少しずつメルカリに出して、新たなヴィンテージの服を取り入れたいと思っている。

ファストファッションのインスタグラマー達もすべてアンフォローした。実物も見ずにウェブだけで購入して後悔することもなくなった。
良いお金の使い方ができるようになってきた。

秋服をたくさん購入したのに、なかなか秋らしい秋にならなくて秋が待ち遠しい今日この頃。

仕事を頑張って次の給料が入ったらまたヴィンテージショップ巡りをしに行く。

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