ルビーチョココンテストで出して敗北者になったやつ

お久しぶりですおもちくんさんです。
コロナの影響で勤務先がﾊﾟｧになって一か月業務停止しメチャ暇くんさんになったので需要はほぼないが去年の9月にパティシェ人生初のコンテストに出場し、提出したケーキについて感情がｸﾞｼﾞｬｸﾞﾁﾞｬになるまで書いていこうと思います。

まずルビーチョコレートとはなんぞやという人向けに雑に説明をすると
ルビーカカオというカカオ豆をメチャクチャ時間かけて研究して開発し続けたらイチゴチョコとかの加工品ではなく天然でルビー色でかつ酸味のある非常にイチゴチョコっぽいなにかが生まれてしまった　というやつです。

初めて食った時の感想はいやイチゴチョコじゃねーか　でした

正確に言うとイチゴチョコよりはまったりとした甘みでヨーグルトみたいな感じもあります。　巷では第四のチョコレートだとか言われてるらしいですがルビーチョコ台頭の前にブロンドチョコというものも存在しています。　しかしこちらはホワイトチョコの兄弟みたいなものなので換算されなくなってしまったんですかね・・　日本での初出は恐らく高木シェフが監修した2018年のバレンタイン限定キットカットでしょうか。　今ではそこらでルビーだサファイアだ言ってやってますね。人間は愚か　そして去年の6月頃

おもちくんさん、コンテストやるってよ

パティシェは10月のハロウィンから次の年のバレンタインデーまでが繁忙期と呼ばれ、バレンタインデーが終わってもホワイトデー、母の日、こどもの日とイベントにメチャクチャにされますが夏は基本暇なんです。
そんな時にコンテストをやらんかと言われこの通りポケカもやらずツイッターで意味不明な言動を繰り返し、当時はブイチューバーオタクでもなかったクソ暇くんさんだったのでとりあえず出てみる事に。　

苦難の始まり

正直コンテスト初だし生菓子の商品開発も初だからとりあえず形になればいいやーで色々やってましたがこの形に至るまで5,6回くらいの試作がありました。　最初はピスタチオクリームとフランボワーズのコンフィで外側にルビーのムース!!王道!!完成!!!死ね!!!だったんですがコンテストでこんなん作っても有象無象やぞ出る意味あるんか埋没個性がよカスがっていう意見が上司や先輩から寄せられ精神がうんちになったりしました。　以降ピスタチオとパッションだったりピスタチオとヘーゼルだったりもう沼っ・・!!　ちなみに全部ゴミの埋没個性ケーキでした。こんな埋没ケーキの試作材料を提供してくれた職場には感謝しかない

そしてたどり着いた答え

ルビーチョコの特色のピンクを最大限に活かしてかつ斬新な組み合わせを目指した結果ピンクペッパーと桃、同系色で固めて統一性を出すという答えにたどり着きました。　こちら内部はどうなっていたのかというと

なんだァこのクソ図説はｧ・・???
ルビーのムースの口に残るまったり感を清涼感のある桃とピンクペッパーのキレでスッキリさせ、アールグレイのクリームを加えてコクを出し、そして諦めきれなかったピスタチオの執念が伺えます。　こいつピスタチオ入れときゃ良いみたいに考えてんな　

これで決定しまず写真とレシピ、紹介での書類審査が一次、通ればコンテスト本戦という流れでした。　そして無事参加者70名?だったのか?を破壊して上位5名に入り人権を得ました。　滅びろ。

いざ本戦へ

都内某所で行われた持ち込み形式のコンテストでした。当日やるのはケーキのプレゼンを3分程度と実食。　プレゼンが初なのでメチャクチャ緊張したうえ限界の文章能力で作った原稿を読み上げ審査員の言語野を破壊することに成功。これについてはコンテストの三日ほど前に友人にもプレゼンを披露したところ言語野の破壊を確認できたので予想通りの戦果と言える。

・初のコンテストで審査員を相手に謎の呪文を完全詠唱し脳の破壊を目論むおもちくんさん　(ビビりすぎてマイクを使う事を忘れているのだ)

これなんでポットに花刺さってんのかな
　　　　　　　　　　　　　　　まあええわ

結果として

本戦が始まる前実は書類の中では一番美味しそうって言われてるらしいよ!!みたいな事を聞いていたのでマジで楽勝すぎて上位5人中1か2だろ3以下はありえん草生えるわwwwwwwwっていうテンションで行ってました。　
このコンテスト1位は賞金10万に加え確か12万相当の講習会招待券を貰えたらので結果発表の時点で唾液が止まんなくてやばかったのです　が

結果

圏外

5人中3位以内にも入れず敗北者になりました。　悔しい　俺以外のパティシェを滅ぼすしか・・

数日後・・

上司から君のケーキがネットに上がってるよ!!と言われる

ほう、チョコレートイノベーションコンテスト受賞作まとめ・・
受賞作まとめ・・

受賞作まとめ???????

受賞してないが

以上になります。自分にとって良い経験になったしモチベーションも上がったのでまたやりたいと思ってます。

タイトル未設定

↑に紹介されてたりします。