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初めて「エモい」を分かった気がする

兄が亡くなる約2年前から亡くなった直後までの日記の最後のページにCharaさんの『光と私』の歌詞が書いてあった。
読んだだけでは口ずさむことができず、YouTubeで聴いたみた。
曲がかかるとすぐに口ずさむことができたし
どういう気持ちでこの歌詞を記したかも思い出した。

歌詞の一部を抜粋する。

ふらちですか? 理想にあふれ 我に問いかけてよ
星が輝くのを待ってるの?
慣れてはいけないんだ私、こわれてなんか…
いろんなところが満ち足りないの
問いかけてわけを 泣きたい理由はもう…
わけを、わけを認めない
わけを、わけを ふれたい秘密はもう
わけを、わけを認めない
こんなに近いのに遠いんだ
私は私の悲しみ からっぽになる
あの魔法を魔法を希望の光よ
魔法を魔法を失いたくない魔法を

この曲を聴きながら
兄を亡くした悲しみを噛みしめていたことを思い出した。

Charaさんの歌は、歌詞をじっくり読んでもなんのこっちゃと思うような、読み手に解釈を委ねるものが多い様に思う。
聴く人によって解釈が自由にできるのである。
今この『光と私』のPVをじっくり見たら切なくグッとくるものがあった。

当時の私はCharaさんの歌をよく聞いていて、
友人に勧めたら「歌い方が好きじゃない」とバッサリ切られた記憶がある。

かなり久しぶりに『ミルク』『タイムマシーン』『やさしい気持ち』『70%-夕暮れのうた』のPVを見たが、そのCharaさんの歌い方、ビジュアル、PVの世界観、メロディー、そして歌詞は、改めて素敵だなと思った。

エモいという言葉を使ったことはないが、
私の中でCharaさんの歌は間違いなく「エモい」と思った。

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