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Googleの検索欄に吐き出すことしか

自意識が強すぎて、TwitterだとかInstagramだとかLINEとか、「自分と他人」が明確に存在しているSNS上で愚痴を吐くことができない。(noteはほぼ日記なのでモーマンタイ)

SNS上で弱音や愚痴を吐くと、良くも悪くも「そういう思いを持っている人」というレッテルが自分に付いてしまう。

平生の生身の自分を知っている人、いわゆるリアルで繋がりがある人と連携しているSNSは言語道断だ。SNS上でその仄暗さを明かして仕舞えば、いくら現実で明るく振る舞っていようと、「ガハガハ笑ってるけど、この人今落ち込んでるんだよな…」とか「ポップなキャラクターだと思ったけど、意外とポエミーな愚痴吐くんだよな…」とか思われようもんならたまったもんではない。私の本音を吐露することによって私のアイデンティティが崩れるというのはなんとも皮肉な話だ。

それどころか、自分とリアルの繋がりがないSNSコミュニティでも愚痴を吐くのが怖い。生身の自分がないので、そこで発した言葉が「そのコミュニティにおける自分のアイデンティティのすべて」になってしまう。なので私の愚痴をつらつらとSNSに並べようもんなら、薄暗ひねくれアイタタお姉さんという化け物が誕生してしまう。その飼い主であり生みの親兼育ての親は私。私以外の誰でもない。そんなの嫌!



ということで私は、自分の不安や不満や愚痴をよくGoogleの検索欄にぶつけている。
「風邪 夜 しんどい なぜ」
「仕事 腹立つ 永遠 なぜ」
「彼氏 飲み会ばっかり 毎日毎日」
「先輩 挨拶しそびれた 嫌われる?」
などだ。

この際、検索結果は特に求めていない。一旦吐き出す時間が欲しいのだ。検索してみると一応同じような悩みや疑問を抱えている人はいて、それによる孤独の解消や安堵もあるので、それを思うと全く検索結果に意味がないということはない。ただ、本質的な目的としては、毒素を一度アウトプットして文字という形で俯瞰してみて、な〜んだ自分を苦しめている原因はこんなしょうもないものなのかと整理したいという部分にある。もしくは単に自分の中に毒があるのが嫌だから外部に出したい。

検索欄なら私の愚痴の受け取り手がいないし、自分のアイデンティティが形成されたり揺らいだりすることもない。安心して呟ける場は私にとってTwitterではなくGoogleの検索欄なのだ。

ちなみに直近の私の検索履歴はこれだ。

ワンプッシュで開くゴミ箱、買ったその日に壊して焦ってるね〜

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