空のグラスと心
「同じのおかわりで、アレだったら同じグラスでいいですよ」
とかつい言ってしまう事がある。
20代の頃、定職に就かず色んなアルバイトを経験した事もあったりして、お客で飲み食いしていてもお店が明らかに忙しい空気になってきた時、自分のドリンクに新しいグラスを使われる事に罪悪感を持ってしまう事がある。
一年ほど前に立ち飲み屋に行った時もそんな事をポロッと言ってしまった。
そしたらカウンターの中で料理を作っていた責任者らしき人が少しピリついた表情を一瞬だけ見せて「大丈夫ですよ、お気遣いありがとうございます。」と言って新しいグラスでドリンクを用意してくれた。
やってしまった…また要らぬ気を使ってしまった…
そもそも店が回らないなんて私の勝手な想像でしかないし、しっかりとその場のサービスを楽しんでお腹も心も満たして帰る事が、一生懸命働いていらっしゃる方々への真のお礼になるのだと後々気づく…
過ぎたるは及ばざるが如し
なんかこうゆう状況って皆さんも無いですか?
私はめちゃくちゃあります。
変な気の使い方をしてその場をしらけさせるというか、その場を凍りつかせる事がままある。
その度、能面のように貼り付けた笑顔の下で「ぬあああああああああ‼︎!」と叫ぶ事態になっている。
なぜこんな事になるのだろう?
今まで正面から向き合っていなかったけれど、良い機会なので向き合ってみようと思う。
過剰適応
メンタルヘルスの世界には「過剰適応」という言葉があるらしい。
上に書いた私の場面が過剰適応だったかは分からないけれど、明らかに「過剰」である事は確かだと思う。
自分を随分下に置いて、本来なら無い筈の隙間を作り、その隙間を埋める事で自分を承認されたい。みたいなねじ曲がった自分が顔を出す。
それを周りに悟られた事を理解して「ぬぁぁああ」となる…なんだこれ、Mか…?
「ぬぁぁああ」となるメカニズムやばくないか…
これ改めて向き合ったけど、文字に起こすと思ったより心をえぐられますね…
これさ、もぅ一つえぐい事実に上に書いたような自分の行動からくる考えが他人にバレないと思ってますよね?思っているから行動に移せるわけで、他人の事も軽んじてますよね?
意識できれば治せる
こんな自分の恥部を全開にしてみた訳だけれど、ここまで意識して文字に起こせるまでになったら治せるはずだ…多分!(なんかここまで文字に起こしてる時点でそれすらMの所業なきがしてきた)
そもそも、過剰になってしまっているルーツとか遡れば原因らしきモノも見つかるのかもしれない。ただそれを特定した所で現実が変わる訳ではないので、「まぁ多分、自分せいだけじゃないしな〜」ぐらいに留めておいて具体的な行動を色々と試してみようと思います。
具体的には何だろう…行動に起こす前に2秒考えるとかかな?それ系の対処法は唸るほどあるだろうから自分に合うモノを気長に探してみようと思います。
自分も他人も軽んじる事なく
他者に承認を得なくても真っ直ぐ立てるように
ここまで読んで頂きありがとうございました!
ではまた!
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