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「人生観」を変えたスピーチをMITで振り返る

こんにちは。
今回は、マサチューセッツ工科大学(以下MIT)を訪れた時のことを書きたいと思います。

話の内容は、「人生観」に近いと思います。

社会人1年目、そこそこ名の知れた企業に入れたものの、
毎日ミスばかり・周囲の信頼もゼロ・どちらかといえば苦手な数字を扱う部署、完全に自己肯定感を失っていました。

「こんな人生望んでいたわけではない」
「もっと自分には適職な仕事もあるに違いない」

そんな思いを抱えながら、ある日Drop box創業者ドリュー・ヒューストンさんのMITでの卒業式でのスピーチを知りました。
このスピーチは2013年、MITの卒業生でもある彼が自らの学生時代の話を踏まえながら、人生形成に置ける重要なメッセージを残しています。
当時の私の心に強く響いたのは、以下3つです。

①すぐに自分のテニスボール(夢中になるコト)は見つからない、
 けれども心の声に耳を傾き続ける

当時早く自分のやりたいことを見つけて、それを生業でしなくては!という焦りばかりがありました。
これも違う、あれも違うと思い続けながら、終いには仕事の疲れから諦める気持ちすら出てきました。

だからこそ、この言葉の重みがありました。スピーチでは犬がテニスボールを追いかける様子を、「夢中になる」ということに重ねています。
焦らずとも常に自分との対話は継続していこうと決心しました

②共に過ごす5人の平均値で自分の価値が決まる

社会人になり、圧倒的に時間がなくなりました。
自分みたいに飲み会や外出すると疲れてしまうタイプの人間には、仕事をしながら沢山の人と会って会話することは、難しい状況でした。

それでもビジネス本などには人脈、機会への投資を謳ったものが多くあり、
もっと無理をしてでも様々な人に会い、場に赴く努力をした方が良いのかなという思いがありました。
そんな自分にこの言葉は大きく響きました。これまでなんとなく続けていた関係や集まりなどは、極力参加せずに、心から腹を割って真剣に話せる仲間との時間を優先し、大事にする意識が芽生えたと思います。
この考えは4年ほど経った今もあまりブレてはおらず、誰と時間を共に過ごすかはよく考えて行動するようになりました。

③人生は30,000日

初めてこれを聞いてハッとしました。
スピーチでは、ヒューストンさんが学生に向けて
「あなた達は、ほぼ1/3(約10,000日)が終わりましたよ」と投げかけます。
僕が初めて聞いた時は、確か8,500日でした。
そしてついこの間、私はMITがあるマサチューセッツ州で10,000日を迎えました。

人生は短くない、1日として無駄にできる時間は無いと当時以上に腹の底から思いました。
みなさんは今何日目ですか?そして経過日数を聞いて、何を思いますか?

充実感、後悔、それ相応、色々な感情があると思います。
時には振り返るのも大切。ただ未来を変えるのは、自身の今後の過ごし方でしかないと思います。

本日も最後までありがとうございました。

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