ともえ奥様のストーリー【1】
公務員歴三十年。あと数年で定年を迎える私、松本紀彦は与えられた仕事を淡々とこなしていた。
三年に一度くる異動を何度も体験し、順調に出世、今では住民課の課長という役職だ。沢山の部下がいて、彼らの育成や指導を行っている。
趣味は貯金で、給金は最低限の衣食住くらいにしか使わない。給料日に記帳した際、貯金額が増えてゆくことだけが趣味だった。
その “つまらない生活”を一変させたのは、一年前のある出来事だった。
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公務員歴三十年。あと数年で定年を迎える私、松本紀彦は与えられた仕事を淡々とこなしていた。
三年に一度くる異動を何度も体験し、順調に出世、今では住民課の課長という役職だ。沢山の部下がいて、彼らの育成や指導を行っている。
趣味は貯金で、給金は最低限の衣食住くらいにしか使わない。給料日に記帳した際、貯金額が増えてゆくことだけが趣味だった。
その “つまらない生活”を一変させたのは、一年前のある出来事だった。
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