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「反則」に対する見解

栃木サポの皆様、お久しぶりです!

新天地で忙しく、なかなか更新できなかったのですが、ひっそりと更新していこうと思います。

今回は栃木を見始めて、何かと話題になる(新潟戦でのコメントなど)、「ファール」について少し考えていきたいと思います。

昨年度、ファールについて触れてる記事があるので、合わせて載せておきます。

1 反則ポイントについて

図1

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参照:J.LEAGUE Date.Site

少し数字が小さいので、ズームにしてみていただけると助かります。

図1は反則ポイントが少ない順に並び変えたものになっています。栃木サポも含めて色々な方が、これに関して「栃木は反則ポイントは少ないのに、新潟のほうが…」などなど。かなり攻撃的なツイートを見る機会がありました。ではまず、反則ポイントとはなんでしょうか。

以下、J.LEAGUE Date.Siteから抜粋

■反則ポイントの算出について
1)退場1回につき3ポイントを加算する。
2)同一試合における警告2回による退場も、1回につき3ポイントを加算する。上の表では「警告」2回、「警告2回による退場」1回と表示される。
3)警告1回につき1ポイントを加算する
4)上記、2)、3)の警告のうち、「異議」「遅延行為」によるものについては、別途1ポイントを加算する。
5)出場停止1試合につき3ポイントを加算する。
6)大会の終盤で、残り試合数よりも出場停止試合数が多い場合は、出場停止試合数分をポイント加算する。
7)ベンチにいる交代要員、またはチームスタッフに対する処分も、ポイント加算の対象とする。
8)他大会の影響で出場できない試合については、ポイント加算しない。
9)警告および退場がなかった試合1試合につき、3ポイントを減ずる。

■2021年度フェアプレー賞受賞ポイント・・・42ポイント以下

【注釈】
上記ポイントに加え、「+Qualityプロジェクト」の一環として、
試合の前後半のキックオフ時刻遅延分数が反則ポイントに加算される。

要するに、「カードが出た場合」「遅延などの反スポーツ行為」について、換算しているものです。これに関しては、理解しておく必要があると思います。大事なことは、カード以外のファールについてはポイントになっていないという点です

2 実際のファール数

では。もう少し見ていきましょう。

図2

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以下、J.LEAGUE Date.Siteから抜粋

4月25日時点の集計結果です。図2の一番右が。ファールの類型になっており、少ない順に並び変えたものになっています。ファールの回数だけで見るとどうでしょう。現在の栃木は下から5番目になっている、125回です。逆に新潟は上から6番目の104回です。ファールに関してはオフサイドとかもあるので、一概には言えませんが、栃木の場合、一試合平均が12,13回です。これは結構多い。

図3

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図3は2020年におけるファール数の少ない順に並び変えた場合、栃木は最下位です。当然、これもものすごく多い。

オフサイドなどは考慮に入れていませんが、新潟戦はFKが13回。やっぱり10回以上ある。もしオフサイドを入れていたとしても、栃木のスタイルを考えた場合、早い攻撃を志向するのにオフサイドにかかってしまうといのうはよろしくない。オフサイドの数を含める含めないに関わらず、やっぱりファール数は多いと思います。

3 「荒い」ということ

※ここからは私見になるので、不快に思われる方もいるかと思いますので、そう感じられたら、バックしてください。

みなさんは、どういったときに、プレーが荒井、汚い、と感じますか?反則ポイントで計算しているカードの数ですか?当然それもあると思います。でも。1試合にカードなんてそう出るものではありません。結局は主観なのではないかと思います。アフターチャージ、手を使う、競り合い…などなど。こういった何気ないファールの積み重ねが「荒い」という印象を持たせるのだと思います。少なくとも、反則ポイントでは計っていない「ファール」とい部分については、やっぱり栃木は荒いチームだと思います。

以前記事にもしたんですが、そういったファール数の多さを、「これは栃木のスタイルだからしょうがない!」「ナイス!よくファールでも止めた!」「攻撃的な守備だから仕方ない、もっと行け!」と思っているツイートをたくさん見ます。

批判されることを承知で言いますが、本当にこういった「スタイルを隠れ蓑にしたファールの擁護」は大嫌いです。戦術的には、栃木の守備がはまっていない、ボールをいなされている、交わされているのに止まれない。などなど、構造的・選手の質的エラーが発生していると思います

感情的には、ファール=反則であり、やってはいけないことなんです。それに対して仕方ないという場所はないと思います。それにサッカーという競技を楽しくするために設定したルールもあります(オフサイドやキーパーへのバックパスを手で触れないなど)が、サッカー選手も守るためのものではにでしょうか?これを擁護するようなら、致命的なケガや命にも関わることにつながりかねないと思います。大げさかもしれませんが、起こってからでは遅いんです。

実は金沢戦に関しては、ファール数はかなり少ないものになっています。栃木SCの攻撃的守備サッカーでもそういった試合はできるし、新潟戦よりもナイスゲームだったと個人的には思います。

今回はかなり感情的な記事になってしまいましたが、願わくばたくさんの人に読んでいただけたらと思います。

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