はじめましての風向き

今日はちょっとイベントあった。


日本人が上階に越してきた。いろいろ教えたってって大家さんに言われたので、また久しぶりに対面で日本語を喋った。感じのいい若者で、今のところ好き嫌いは別にないけど、僕よりも遅くこっちに来て、早々にこの社会に定着している様子だった。

教えられることなんてないな???3か月かろうじて生きているだけのような僕にはよお。彼のがよっぽど上手くやってるし。今更自分の惨めさを深く突き付けられたような気分にはならんが、恥じる心持ちはチョイ増しに。

正直なところ、友達がさっぱりいない今、ご近所さん以上の関係値を望む気持ちが少なからずある。でもこっちに来るにあたって、在留邦人に進んで関わるのは控えようと決めている。だから今回もこちらからこれ以上距離を縮めるようにははたらきかけない。寂しさにのまれてたまるか。

彼には彼の物語がある。すまないがこの物語のなかで彼が重要な人物になることはきっとないのだろう。


昨日今日と今後のプランについていろいろ考えていた。昨日は大幅にプラン変更しようと決めたつもりだったけど、やっぱ今日になって折衷案のような、もちっと粘ってみる方向に落ち着きかけてる。間に合うかないろいろ。主にお金のこと。崖っぷちばい。やっぱしいざとなったら頼れる人がいるって状態は僕にとって毒でもあるし薬でもあるな。


ぼやっとしてたら急に降りかかってきたイベントだったからなにかが劇的に変わることなんてなかったけど、気分に多少の変化はあった。少なくともプランの見直しには影響を与えたしね。

そんなもんでしょ。突風が人生の向きを変えるようなことなんて、生きてる間に数えるほどあるかどうか。ちょっとしたそよ風の連なりが、いつの間にか、ある方向に足を向かわせるんじゃあ、ないのかな。


今どちらを向いているのか、常に見失わないでいたいところだね。






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